振るBODYメソッド

負担を減らす 腰痛改善と予防のストレッチ

2021/07/29 13:00
痛い…こうなる前に予防を(Getty Images)

痛みの度合いは人それぞれでも腰に違和感を覚えたことがある人は多いと思います。腰痛の多くは原因不明。寒さから筋肉が硬直するため腰痛を発症しやすいのは冬場とされていますが、デスクワークや普段の姿勢、猫背など日常生活のなかで腰に負担をかけている場面は多いです。

運動不足は腰を支える筋力の低下を招きます。特にゴルフではスイングで腰に負担をかける動作が多いため、普段からのケアが非常に重要になってきます。

腰に違和感がある人のゴルフへの悪影響は、飛距離などボールに力が伝わらないこと。しっかりとしたアドレスをとれず、またフィニッシュでも振り切れなくなります。痛みが強くなればスイング自体が難しくなってしまいます。

すでに痛みがある人はもちろん、今回紹介するストレッチには予防効果もあるので、試してみてください。

ストレッチ1

筋肉をしっかり伸ばすようにストレッチします

(1)背筋を伸ばして座ります
(2)左手を右のお尻の下に入れます
(3)右腕を上げて、上半身を左に倒します
(4)”痛気持ちいい”ところで止めます
(5)同様に左腕を上げて、上半身を右に倒します
(6)交互に10回行います

ストレッチ2

左右に足を倒します

(1)仰向けに寝て、両ひざを立てます
(2)両ひじを90度曲げます
(3)両ひざを左右交互に倒してください
(4)交互に10回行います
※ポイントはひじが地面から離れないようにすること。背中を地面に押し付けるようにしてください

ストレッチ3

腕たせ伏せのような動作で腰をストレッチ

(1)うつ伏せになり、両手を地面につけます
(2)脇を締めた状態で、腕の力を使って上半身を反ります
(3)元の姿勢に戻して、10回行います
※痛みのある人は無理のない範囲で行ってください。骨盤が浮かないように上半身をしっかり反ってください

ストレッチ4

体全体を使ってストレッチ
しっかり胸を開きます

(1)横向きに寝て両手をあわせます
(2)左ひざを90度に曲げます
(3)胸を開くように左腕を広げていきます
(4)ひざの90度をキープしたまま左腕を開けるところまで開きます

(取材協力/fmill

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。