トップする原因は体幹? 身体の改善でミスを減らすトレーニング
イメージ通りのスイングをしているつもりでもミスが出てしまう人は多いのでは? これは技術だけの問題ではなく、身体の硬さやバランスが原因になっているかもしれません。
「スイングからゴルフを上達させるのがレッスンやコーチ。身体から改善点を探るのがトレーナー」と話すのは、プロツアー帯同歴が豊富な工藤健正トレーナー。プロ選手も実践するという“身体を改善しミスを減らす”ためのトレーニングを紹介してもらいます。
今回はトップです。トップの一つ要因はインパクト時に身体が浮いてしまうこと。同伴競技者に「身体が浮いている」と指摘されても、なかなか修正できません。スイングを修正してもミスが出てしまう人は、体幹が弱くなっている可能性があります。身体の軸をしっかりキープするために体幹を鍛えましょう。
トレーニング1
(1)両手、両ひざをつきます
(2)右手、左足を伸ばします(左手と右ひざはついたまま)
(3)この体勢を20~30秒ほどキープします
(4)応用編として、右ひじと左ひざを近づけます
(5)逆の手、足でもやってみてください
※応用編はできる人だけで構いません。
トレーニング2
(1)両ひざをつき、両腕を胸の前で交差させます
(2)上半身を前に倒します
(3)姿勢をキープした状態で限界まで倒してください
(4)20~30秒ほどキープします
(5)10回繰り返してください
トレーニング3
(1)両腕を胸の前で交差させ、上半身を倒します
(2)胸を張り、お尻を後ろに突き出し、背筋を伸ばします(骨盤の前傾)
(3)背中を丸めます(骨盤の後傾)
(4)(2)と(3)を交互に計20回繰り返します
(取材協力/fmill)
■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール
スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。