スライス予防に効く広背筋ストレッチ
2022/03/17 13:30
多くのゴルファーにとって悩みの種であるスライス。トレーナー視点で分析すると、身体が硬い人がより起こしやすいと言えます。
スライスボールが出る原因は多くありますが、代表的な一つが、アウトサイドイン軌道からインパクトで球をこすってしまうこと。広背筋が硬く、身体を回転させられないと、起きやすくなります。
バックスイングで上半身をひねることができず、左肩が浮いてしまうフラットショルダーの状態になります。トップの位置がズレるため、ダウンスイングでの矯正は難しく、手打ちになりやすいと言えます。
長年スライスが直らない人は、上半身をしっかり回転できていない可能性があります。広背筋の柔軟性を高めるストレッチを試してみましょう。
ストレッチ1
(1)イスの背もたれに手をかけます
(2)両腕を伸ばし、頭を肩より下げます
(3)10秒ほどキープして、10回繰り返します
ストレッチ2
(1)あぐらをかきます
(2)右腕を上げ、左手で右ひざを押さえて上半身を左に倒します
(3)10回繰り返し、逆で行います
ストレッチ3
(1)あぐらをかき、両腕を頭の後ろで組みます
(2)上半身を右に倒します
(3)上半身を左に倒します
(4)交互に計20回行います
取材協力/fmill
■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール
スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。