振るBODYメソッド

スタート前にやらなきゃ損!たった30秒の「捻転ストレッチ」

2023/02/16 14:00
しっかり体をねじるには背中周りの柔軟性が必要です

遠くへ正確にボールを飛ばすためには、体をしっかりとねじって捻転を生むことが不可欠。しかし、力まかせにねじろうとしても体は深く回ってくれません。今回ご紹介するストレッチは、背中周りの筋肉を柔らかくすることで、トップ時での上下の捻転差を大きくする効果があります。体が回るようになると手打ちも防ぎやすく、ミスショットを減らせる効果も期待できるのでぜひお試しください。

足を組んで上体をねじる運動

座って足を組み、上に乗せた足の方へ体をねじっていきます

(1)床に座り、左足のひざを立てて右足を上に乗せます
(2)足を組んだまま右足のももが床につくまで右へ倒します
(3)上体をねじって後方に両手をつきます
(4)ひじを曲げて無理のないところまで胸を床に近づけ、30秒間キープします
(5)左右を逆にして反対側でも同様に行います

この運動のポイントは、上に乗せた足によって腰の回転に制限がかかり、腰と肩のラインに適度な捻転差が作れること。背中の広背筋やおしりの大殿筋などが伸び、より深く捻転できるようになるはずです。短時間で手早くできるので、ラウンド前のウォームアップや仕事の合間の気分転換に最適です。飛距離アップを目指す方はもちろん、球筋を安定させたい方や、プロのようにカッコよくスイングしたい方もぜひお試しを。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。