振るBODYメソッド

「ハイ!腕を前に掲げてねじねじ体操第1~」 朝イチからトップがグイグイ入る

2024/01/25 11:00

前回までの上腕と手首を鍛えるストレッチの続き。今回は肩から前腕を中心としたトレーニングになります。両腕共に行いますが、特に右腕が肝要。バックスイングでクラブを上げる際に、右腕は前腕と肩を外旋させる力が必要で、肩から前腕にかけての“ねじれ”がないと、トップが深く入らずに打ち急ぎを助長するケースも出てきます。無理にトップを入れようとするのではなく、まずは腕や肩がスムーズに動くようにストレッチしていきましょう。

右手を回転させつつ、ひじを曲げてわきにぴったりとくっつける

まずは右腕から。顔を正面に向けたまま、右腕を床と水平に伸ばします。真っすぐ伸ばしたら、親指が下になるよう、手のひらを外側に向けた状態でキープします。

(1)この時、ひじを天井に向けるように意識すると、しっかり肩が内旋(内側にねじれた状態)します。肩の位置が顔に近づいたり、内側にずれないように注意しましょう。
(2)続いて右手の親指が上を向くように、90度回転していきます。同時に、腕を体に引き込むようにひじを曲げ、わきにぴったりつくように持っていきます(最終的に手のひらは上を向く)。
(3)肩が内旋→外旋するのを感じながら、腕を引きましょう。肩の付け根に力が入るのを意識すると、前腕も勝手にねじれていきます。その後左腕も同様に行います。

続けて前傾姿勢でも同じ動きをやってみよう

左右各15~20回を目安に行いましょう。一通り終わったら、次はアドレスと同じような前傾姿勢の状態でやってみてください。床に腕をダラーンと下ろした状態からスタートしましょう。

■ 工藤健正(くどう・たけまさ) プロフィール

スポーツトレーナー。サッカーやバレーボールチームを経て2009年に諸見里しのぶの帯同トレーナーとして賞金女王争いをサポートした。15年からは宮里美香のトレーナーとして米ツアーに帯同。その後は元世界ランキング1位のリディア・コーのトレーナーも務め、帰国後はテレサ・ルーらをサポート。現在はトップアスリートからスポーツ愛好家など幅広くサポートしている。