フェアウェイバンカーで使うのは「FW」or「UT」、どっち?/教えて河野祐輝編
2015/07/20 09:00
長さは『UT』と同じに…、短く握る!
『FW』と『UT』のもうひとつの違いは、クラブの長さです。『FW』は『UT』より長い分、ミート率がどうしても落ちてしまいます。そこでまずはその短所を無くしてあげるべく、なるべく短く握りましょう。
横から「払い打つ」!
打つときの注意点は、上から打ち込み過ぎないこと。“バンカーショット=打ち込む”と考えている人が多いのですが、それでは『FW』の広いソールを生かすことができません。
ボールに対して上から鋭角にヘッドを入れるのではなく、やや横から払うイメージを持って、緩やかな軌道でボールをとらえるべきです。『FW』なら広いソールが滑り、フェースがボールを拾ってくれるので、やさしく脱出もできて距離も稼げます。
アゴが低ければ、『UT』もアリ!
基本的にこの状況なら、やさしくボールを上げられる『FW』がベストな選択ですが、前方のアゴが低くて気にならない程度なら『UT』という選択もあります。例えば普段『FW』が苦手で、アイアンが得意という人は、アイアンの感覚に近い『UT』のほうが打ちやすい、やさしいと感じるでしょう。弾道は『FW』よりやや低くなりますが、ターゲットに向かってラインを出しやすいというメリットもあります」。
解説/河野祐輝
1988年5月20日生まれ。愛媛県出身。香川西高校卒業後、豪州のゴールドコーストにゴルフ留学し、帰国後の08年にプロ転向。12年のチャレンジツアーで賞金ランク1位になり、13年はレギュラーツアーにフル参戦。今季は開幕第3戦の日本プロ選手権で9位フィニッシュ
撮影協力/マンシングウェア、石岡ゴルフ倶楽部 ウエストコース