体重移動「する」or「しない」、どっち?/教えて貞方章男編
2015/09/21 09:00
体の軸をセンターに保って振る
「僕がスイングで意識しているのは、体のセンター(中心)に軸を意識し、それを保ったまま振ること。アドレスでは左右5:5の体重配分が、バックスイングで右に体重が乗り、ダウン以降は自然と左に移っていきます。
ドライバーは軸幅が広いだけ
これも意識して体重を移動させているわけではなく、勝手にそうなるのです。距離を出したいドライバーでは、広めのスタンスでやや太めの軸を意識するので、自然と体重の移動する範囲は大きくなります。
体重移動しすぎのスウェーに注意!
体重移動がないとボールを正確に遠くへ飛ばすことはできませんが、飛ばそうとして体重移動が大きくなりすぎるのもNGです。意識して大きく体重移動をしようとすると、バックスイングで右ヒザが流れてスウェーしたり、スイングの軸も左右にブレてしまいます。
股関節を入れればOK!
テークバックでは、股関節を入れる形をつくれれば体重は自然と右に移動しているといえます。軸をセンターに保つ意識のまま、右→左と適度な体重移動がスムーズに行われれば、効率よく安定したインパクトが手に入りますよ」。
解説/貞方章男
1979年4月24日生まれ、奈良県出身。14歳のときに単身渡米し、フロリダのゴルフアカデミーで技術を磨く。アマチュア時代は米国でタイトルも奪取し、オールアメリカンにも選出。02年に米ツアーのQTで5位になり、翌年から米ツアー参戦。日本ツアーには08年から本格参戦。4年連続シード権確保と初優勝を目指す
撮影協力/マンシングウェア、茨木国際ゴルフ倶楽部