プロの目を盗め!

ティショット(Par3)の“目”を盗め! 中井学編

2016/11/22 09:00

いきなりですが……まずはこの動画を

こちらの動画、Tobii Pro(トビー・プロ)グラス2というアイトラッキング(視線計測)で撮影したもの。店頭や広告物のマーケティング調査、PCやスマホなどのユーザビリティテストなど、人間行動調査で幅広く使われているウェアラブル・アイトラッカーだ。

プロの見ている世界とは…?

アイトラッキング技術の世界最大手トビー・テクノロジー社協力

もしプロの見ている世界をリアルに感じることができたなら……、それはアマチュアがレベルアップするうえで極めて貴重な"実体験"となるはず。そこで今回、先ほどご紹介したTobii Pro(トビー・プロ)グラス2を使い、プロゴルファーの視線を解析することに。

プロとアマの比較で検証

左:黒田さん/右:中井プロ

先ほど観ていただいた動画は、アマチュア代表・ゴルフ芸人 黒田カントリークラブさんの視点。この実験では、プロ・アマ1名ずつ同じ状況でショット前後の視点を比較検証していく。出演いただいたプロは、昨年40代でプロ合格を果たした中井学プロ。中井プロ、黒田さん、二人の大きな視点の違いを見つけ、プロにあってアマに足りない要素を洗い出す。

プロの目線はコレ!

プロの見ている全体の景色および、フォーカスしているマルの動きに注目してほしい。パキパキっと決められた事項を目で追い、視点が安定している。先ほどの黒田さんのものと違いブレが少ないのが特徴だ。アドレス前の情報収集、ターゲットを狙う意識など、その違いが一目瞭然。こちらの動画をもとに、次ページからは中井プロ自身に詳しく解説してもらう。

解説/中井 学
1972年生まれ、大阪府出身。中学生の頃ゴルフを始め、アメリカにゴルフ留学。帰国後はゴルフ誌でお馴染みの顔として人気レッスンプロとなる傍ら、昨年見事国内プロテストに合格

第1回テーマは「ショートのティショット」≫
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