プロローグ 上達はフェースの開き方にありっ!
始動からトップまでのフェースの開き方が肝心
フェースコントロールは、スイングの形に大きく影響します。フェースを大きく開く人は、そのフェースの開きを取り戻そうとする身体の動きになり、逆にフェースを閉じ気味に使う人は、インパクトまでにフェースをスクエアに戻そうとヘッドを遅らせます。つまりフェース面が開くか閉じるかで、身体の動きやスイングのタイミングも、ひとつのパターンとして決まってしまうのです。
正しいスイングのメカニズムとしては、バックスイングの後半(ハーフバック以降)でフェースを開く動作が入ります。ここでいうフェースを開く動作と、多くのゴルファーの上達を阻むハードルとなっているフェースの開きとは、全く違うモノなのは言うまでもありません。
やってはいけない動きは3種類
今回の連載のキーワードは、フェースを開くとは?です。フェースが開くことでスイングをダメにしてしまう、つまりデスムーブとなるケースもあるし、正しいスイングのメカニズムに必要なフェースを開くという動作もあります。その違いはいったいどこにあるのか、そしてどうしたら改善されるのかについて、今後くわしく解説していきます。
やってはいけない身体の動きやクラブの動きは、すべてフェースを開くというミスによるものです。その動きは主に3種類あり、デスムーブA、デスムーブB、デスムーブAB複合型と名付けています。自分がどのタイプに該当するのかを考えながら読んでいただくと、イメージがつきやすいかもしれません。
また、フェースを開くという意味を理解するのに、クラブの構造を知ることも役に立ちます。「フェースの開き」を起点にさまざまな角度からスコアアップのヒントをお伝えしていくので、次回もどうぞお楽しみに。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
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- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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