パターのバックフェースでボールを拾えますか?
デスムーブ複合型の見分け方とは?
デスムーブAとBを併せ持つ複合型の方は、開きすぎたフェースの角度とインサイドに外れたクラブの軌道をトップからインパクトまで一度にスクエアに戻さなければならないため、ターゲット方向にボールを打ち出すのが非常に難しくなります。自分がデスムーブ複合型であるかどうかの見分け方ですが、一番正確にわかるのがM-Tracerでの診断です。M-Tracerは、フェースの開いている角度だけでなく開くまでの過程を確認できますし、グリップとヘッドの軌道両方を確認できます。ない場合は、スイングを飛球線後方から動画撮影し、ヘッドが9時の位置の時点でグリップとヘッドの位置、それからフェースの角度を確認しましょう。
9時のポジションでフェースが上を向き、グリップより背中側に来ていたら複合型
テークバックの9時のポジションでフェースが過剰に開き、左手が身体から離れヘッドがイン側に外れていたらあなたはデスムーブ複合型です。こうなってしまう方は、デスムーブBの説明時にも書きましたが、“スイングは回転する”とか“ヘッドを低く長く”というイメージを勘違いしている方がデスムーブBになりがちです。そこに手先での始動のクセがつくと複合型になるのです。さらにパワーのない方が何とかクラブを速く振ろうとして、始動時に手でクラブを操作し、そこに身体の回転を無理やり付け足そうとするとこの形になってしまう傾向があります。
パターのバックフェースでボールを拾ってみよう
トゥヒールタイプ、俗にいうピンタイプのパターは、ほとんどのゴルファーは使ったこと、もしくは見たことがあると思います。このパターはフェースの裏側、バックフェースにちょうどボールが乗るぐらいのくぼみがあり、ここでボールをヒョイっと拾い上げる行為をしたこと(見たこと)がありませんか?実はこの動きにデスムーブから脱出するヒントが隠されているのです。まずはフェースの裏側がくぼんだパターを手にしてアドレスした状態を作り、右手1本でテークバックする方向にヘッドを動かしながらボールを拾ってみてください。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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