永井延宏のフェースコントロール

フェースコントロールはすべてこの瞬間のため!

2014/08/29 17:09

インパクトのイメージは「ちょっと閉じる」が正しい

いよいよこの企画も佳境に差し掛かり、核心へと迫っていきます。デスムーブの矯正も正しいフェースコントロールもすべてはこの瞬間を正しく迎えるために行っていると言っても過言ではない。そう、インパクトです。「フェースを開きすぎるデスムーブAもクラブがインサイドに倒れてしまうデスムーブBも、インパクトで正しい角度にフェースを戻すのが困難になるから修正しなければならないのです。では正しいインパクトとはどのような形なのか。どのように動けば正しい角度で迎えられるのか。順番にご説明していきましょう。」

正しいインパクトの形は下を向いたハンドファースト

まず正しいインパクトの形からご説明しましょう。形を一言でいうならば“下を向いたハンドファースト”です。これはドライバー、アイアン、どのクラブにも共通します。ドライバーの場合はボールを左足よりに置き、最下点より先にボールをおくことでレベルブローやアッパーブローになり、アイアン等短いクラブはボール位置を最下点より手前にすることで正しいダウンブローの形を作ります。クラブが変わったからといってスイングを変えるわけではありません。ここを勘違いしないでください。では下を向いたハンドファーストとはどのような形なのかをご説明しましょう。

左腕とクラブが作る面が下を向く形が正しいインパクト

以前、デスムーブAの解説の時に左肘とクラブヘッドと左手が作る面(三角形)を意識して振るという話をしました。この左肘、左手、クラブヘッドが作る面が地面に向いている状態が、正しいハンドファーストなのです。この3点が作る三角形の面は、デスムーブのようなフェースが開いた状態では目標方向に対して右方向を向き、ダウンスイングでコックが早めにほどけてしまうと今度は上を向きます。正しいインパクトを迎えるにはまずこの三角形の面が下を向くハンドファーストの形を覚えてください。

それ以前の過程のせいでインパクト勝負となってしまう≫
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