永井延宏のフェースコントロール

エピローグ 正しいフェースコントロールは正しいスイングにつながる

2014/09/11 10:00

昔は把握しづらかったミスの原因

近年はデジタルカメラやスマートフォンなどの普及で、ご自分でスイング動画を撮影し、見る機会も増えたと思いますが、自分のスイングを分析・把握することはなかなか難しいものです。分析できないとなると、打ったボールの結果からミスの原因を予測するような、昔ながらのあいまいなまま練習を繰り返すことになるので、これでは効率のいい上達は望めません。しかし、現在はM-Tracerのような正確に自分のミスの原因を知ることができる器具があります。自分でミスをした時のスイング軌道やフェースの向き等、記録ができて何度も確認ができる。自分のミスの原因を自分で理解できるようになるので、これは上達の指針として積極的に活用するべきです。

すべてはグッドショットのために

ミスの原因を知り、克服することができれば、結果は必ず改善されます。残念ながら、今までやってきたことの延長線上に、望むような上達はないと思ってください。ミスを克服するためには、パソコンの古いソフトをアンインストールし、新しいソフトをインストールするような作業が必要です。今回12回に渡って皆さんにお伝えしたかったのは、オープンフェースというデスムーブをアンインストールし、正しいフェースコントロールという術をインストールするための方法や考え方です。これは単に形を真似たり、やみくもに打ち込むような練習とは全く次元の違うものです。当連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。
またどこかで皆さんの上達のお手伝いができればと思っております。

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