やってはいけない“デスムーブ”は3タイプ
最初にボールを打つ時はハーフスイングから
ではボールを実際に打ってみます。最初は小さいスイングから始めます。ヘッドの位置が4時から8時位の動きで左腕とクラブが作る大きな面でボールを打つイメージです。6時から8時までの間に、左腕とクラブが作る大きな面が開かないようにします。そして、インパクトでは、この面でボールを打っている様にイメージして、ボールがアドレスで向いた方向に飛んでいるかをチェックします。構える前にしっかり向いている方向を確認し、きっちりとアドレスをとってから打ちます。自分が構えている方向と実際に向いている方向がズレているとまた違うミスが生まれますので、注意が必要です。きっちり構えている方向にボールが出ていたら、大きな面をスクエアに戻せている証拠です。
4時から8時の動きでは実はヘッドは回転しない
まずはこの小さいスイングで、テークバックで大きな面を開かずに上げて、インパクトでスクェアに戻すことをしっかりと身に付けてください。実は4時から8時程度のヘッドの動きでは、ヘッドは回転しません。ほぼ0度のままです。大きな面は動かさずに、からだの動きでこの4時から8時のゾーンを作るのがポイントです。アドレスの位置からみるとフェースは開くような気がするのですが、それは身体が回転しているのであって、フェースは回転しないのです。
フェースが回転しないと書くと、ずっとフェース面はボールを向いているように思ってしまいがちですが、それは違います。クラブは身体の動きと連動した円運動をしているので、ずっとボールをフェース面が指していると、それはフェースが閉じていることになります。ここを誤解しないように気を付けてください。4時から8時のスイングではフェース面は0度のまま、回転しないことが正しい動きです。
スイングには縦のゾーンと横のゾーンがある
スイングにはクラブが横に動くゾーンと縦に動くゾーンがあります。4時から8時までが横ゾーン、そこから上8時から12時までが縦ゾーンです。このそれぞれのゾーンの動きをしっかりと身に付ければ、スイングはスムーズになります。一連の動きをまとめてやろうとすると難しくなるのです。今回はデスムーブAに対する4時から8時までの横ゾーンの対処法をご説明しました。次回はデスムーブAに対する8時から12時までの縦ゾーンの対処法をご説明します。次回までにしっかり横ゾーンを練習しておいてくださいね。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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