いきなりフェースをガバッと開くとデスムーブA
トップの時点で正しい角度は50度
ここからは8時から12時までの動きについて解説します。まず、目標を立てやすいようM-Tracerを使って、トップでの理想のシャフトの回転角、フェースの開く角度をお伝えします。ずばり、シャフトの回転角、フェースの開く角度、いずれも目指すべき数値は50度です。これはすでレッスンの現場で検証済みですが、やはりスライス傾向の方はトップで80度から90度という数値が出てしまいます。また、ハーフウェイまでが0で、そこから50度開いてトップにおさめるのが理想ですが、フック傾向の方はハーフウェイからトップまでの数値の変化が50度より少ないとか、ハーフウェイまでの数値よりトップの数値のほうが少ないという逆転型も見受けられるのが特徴です。このハーフウェイまでがゼロでトップにかけての50度というのが、今回のテーマである「正しいフェースの開き」であり、その仕組みを理解していただくのが、スムーズかつ反復性の高いスイングを身につけるということになり、毎回芯に当たるショットのカギになります。
正しいトップの位置を体感しよう
スイング中、始動から8時までのフェースの回転角度は0度。12時、トップでの回転角が50度。つまり8時から12時までの間に50度フェース面は開くことになります。とはいえ、自分でフェースを開く操作をする必要はありません。この50度の開きとは、フェースの回転量ではなく、プレーンに対する正しいコッキングができているか?という評価になります。そもそもデスムーブAに当てはまる人は、手首の使い方にミスが出ている方が多いので、トップ位置でクラブが飛球線の右側を指す、いわゆるクロス方向に入りたがっている方が多いと思いますので、まずは、正しいトップ位置をチェックしてみてください。正しい位置を体感することで自分の感覚とのズレを知ることができ、フェース面を正しくコントロールしやすくなります。
- 永井 延宏(ながい のぶひろ)
- 1969年2月2日生。埼玉県出身。
「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、 10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。 1994年には、ゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、 レッスン活動をを開始し、2006年にはレッスン オブ ザ イヤーを受賞。
- 永井延宏プロフィール | DEEP IN GOLF ゴルフティーチングプロ 永井延宏 http://www.deepingolf.com/profile/
レッスンカテゴリー
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