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植村啓太のフィーリングゴルフ

Lesson.50 ラウンド中のフックを即効修正!その2

ボールに当てる意識が強すぎる

ある程度クラブが振れるレベルになってくると、どんどん飛ばそうとして、手先を使い始めます。すると手先でヘッドを走らせようとするので、インパクト付近の動きが不安定になってきます。飛ばそうとしたり、強くヒットしようとすると、フェースが急激に返ってフックになってしまうわけです。また、無理にインサイドアウトに振ろうとすることも、フック系のミスになる原因です。

コースでは球を打つなと言うほうが難しい

ボールを打ちにいくことで、ミスの度合いが大きくなることは誰もがわかっていることです。練習ではそれを意識的に抑えることができても、コースではなかなか難しいでしょう。いかにインパクトを通過点にできるか。ボールに対して、どのようにヘッドを入れようとかは考えずに、どのように振り切るかを考えるべきです。いかに体の回転とクラブの動きを同調させるかが、フックを矯正する上で大きなポイントとなります。

ボール位置を左足寄りにセットする

インパクトでフェースが返るのを抑えるのに最も即効性があるのが、ボールを左足寄りに置く方法です。ボールが右側にあるほど、ボールに当てる意識は強くなります。それが左サイドにあると、当てる動きよりも回転に意識がいくようになります。インパクトが通過点になり、フェースもかぶらなくなります。左側に置いたボールを手先で打ちにいくと、体も流れてミートできなくなります。これはラウンド中にも効果的な方法です。

意識をボールではなくターゲットに向ける

ゴルフはボールを打つ競技ではありません。ボールをいかにターゲットに運ぶかが目的です。ボールを打ちにいくから、手先の動きが強くなる。フックはその典型的なミスです。ターゲットにボールを飛ばすことを意識すると体は自然に回転するようになります。下半身の動きに上半身の動きがつられるようになれば、フックにはなりません。すると、どんどん左に振り抜けるようになり、強い球質のボールが打てるようになります。

【動画】Lesson.50 ラウンド中のフックを即効修正!その2

体をスムーズに回転させるために、ボール位置を変えてみましょう!

植村啓太
1977年5月27日生まれ。21歳からティーチング活動を始め、その後ツアープロコーチとして幾人ものプロを担当。自身の主宰する「K’s Island Golf Academy」を中心に、多岐に渡り活躍中。ゴルフ誌をはじめ、幅広いメディアにも出演。

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