大人のゴルBODY

「朝イチのティショットは『音』に集中!?」 メンタル編vol.1

2015/08/25 09:00

「ぴょんぴょんジャンプ」は効果大!

手首をブラブラさせるのも効果アリ!

「『ああ、ドライバーを持つ手が震えてる、膝もカクカクしちゃってる』。そのような緊張しがちな人はどうしましょう。もちろん、手の震えも膝のカクカクも自覚しているけれど、何とかしようと思えば思うほど、余計にブルブルが酷くなったりします。

過度の緊張状態では体の感覚として、10センチくらい宙に浮いている感じではないでしょうか。上半身が強張る一方で、下半身はフワフワと拠り所なく……。そんはときは、アドレスに入る前にその場で何回かぴょんぴょんとジャンプしてみましょう。着地する度に、体がフワフワしていた感覚が収まり、地に足が付いてくるはずです。

あなたは、どんなときに飛び跳ねますか? 大人の方はそんなに飛び跳ねて喜ぶことはないでしょうが、やはり楽しいときのアクションですよね。先行きの不安がいっぱいな心境で、天真爛漫に飛び跳ねる人はいません。不安な想いがあってもそのように前向きな動作を行えば、それに釣られて心も軽やかになり、緊張感が解れてくるものなのです。

ユッタリ歩く!

スロープレーにならないように注意!

ティグラウンドに向かうとき、ティアップしてアドレスに入るとき。意識的に動作をユッタリしてみるのも手です。胸がドキドキしているときは、動きもぎこちないものになってしまいがち。ですから、意識してユッタリした感じで振る舞うことで、ドキドキ感をうまく抑えることもできます。

体の動きによって緊張状態からパッと解れることは、今回紹介した具体案の他にもきっとあるはずです。ジャンプするとか動作をユッタリすることだけが、正解ではありません。自分なりに最も効果的な方法を試して探り当ててみてください。それが緊張状態にある自分のメンタルコントロールをする第一歩ですし、こうした自分なりの試行錯誤もゴルフを楽しむ方法の一つなのです」。

解説/松本進
デビッド・ライト氏やハンク・ヘイニー氏から直接コーチングのイロハを学び、双方からの公認を受ける。データを元にプランを立てていく指導法が注目され、現在はツアープロ(馬場ゆかりプロなどを担当)を中心にアマチュアゴルファー、そしてビジネスマンへのコーチングと幅広い指導で活躍中

男性モデル/高山忠士、女性モデル/野際レイラ
撮影協力/ゴルフテック by gdo 六本木ラーニングスタジオ
衣装協力/ルコックスポルティフ

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