大人のゴルBODY

「大ミスから立ち直るには、スイング分析しないこと!?」 メンタル編vol.3

2015/09/08 09:00

一切振り返らない!

ミスショットの軌道を再チェックするほど逆効果…

「ミスの上塗りタイプは、人を前にしてミスの言い訳をしたい気持ちもあるでしょう。しかし、ミスの原因をココが悪かったんだと何度も口にすることで、逆に悪いイメージを再現し、定着させてしまいます。悪いショットのリハーサルをしてしまっているのですね。いつも思い描きたいのは良いイメージですから、ミスの分析などせず、ミスなどなかったように忘れてしまうのが一番なのです。

水を飲む&菓子を食べる

切り替えるキッカケを自分でつくる

ハーフで昼食を取ると、気分が変わるものですよね。胃が満たされることで、血の流れが変わり、体の中に違う流れが起こるから、気分も変わるのです。ですから、ミスした直後も、水を飲んでみるとか、胃に刺激を与えるのも有効です。お菓子などを持参し、ミスした時に、食べるのもよいでしょう。体に違う流れを起こしてみてください。

敢えてキワドイ所を狙う!

狭いホールでもドライバーで攻めるなど…

ミスの後、慎重になりすぎる人は、その後のプレーも萎縮しがち。慎重になりすぎて、新たなミスを誘ってしまいます。そんな人は、吹っ切るように努めることも肝心です。プロの試合でもボギーを叩いてから、逆に調子が上がることがありますよね。ボギーによって、慎重になりすぎていた気持ちを吹っ切ることができたからです。

バーディを取ったように振る舞う

大半の人がミスショット後、視線を落としがち。要注意!

分かりやすい失望タイプは、これまでも何度もお話してきたように、姿勢や振る舞いに表れる失望感を拭い去ることです。大きなミスをしたら、逆にバーディでも取ったかのように、振る舞ってみましょう。笑顔でハツラツと歩き、目線を上にして。分かりやすいタイプの人は、きっと、立ち直るきっかけも分かりやすい。こんな些細な心掛けで、パッと気分を変えられる才能があるはずなのです。

スコアが全てじゃない!

「大叩きがあれば、バーディも必ず訪れる」と考えよう

スタートホールでは、広々とした景色を目にして解放的になり、気分も高揚してくるものです。そんなスタートホールで大叩きをしてしまったらダメージが大きいですよね。挽回できないほどの大叩きだったら、残り17ホールを楽しめなくなってしまいます。そんなときは、スコアが全てではないということを思い返してください。悪いものは最初に全部出し切ったつもりで、残り17ホールでよいことが起こるはずだと。そのような気持ちで臨めば、残りホールも楽しく、上がってみれば挽回できているものですよ」。

解説/松本進
デビッド・ライト氏やハンク・ヘイニー氏から直接コーチングのイロハを学び、双方からの公認を受ける。データを元にプランを立てていく指導法が注目され、現在はツアープロ(馬場ゆかりプロなどを担当)を中心にアマチュアゴルファー、そしてビジネスマンへのコーチングと幅広い指導で活躍中

男性モデル/高山忠士、女性モデル/野際レイラ
撮影協力/ゴルフテック by gdo 六本木ラーニングスタジオ
衣装協力/ルコックスポルティフ

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