大人のゴルBODY

「バーディの後にボギーはなぜ起きる!?」 メンタル編vol.4

2015/09/15 09:00

マイナスの振り返りは不要!

「その日のプレーを振り返るとき、『あのOBがなかったら』『あの池ポチャがなければ』と、ミスしたときのことばかり思い出していませんか? ミスしたことは振り返らないことが一番です。クヨクヨと失敗したことばかりを振り返ってしまうと、悪いイメージに囚われてしまうことになります。ですから失敗はさて置き、良かったプレーを何度も何度も思い出すように努めてほしいのです。

“ショット評価カード”を作る!

スコアカードと一緒に所持しておこう

日頃の思考の習慣が、そのままゴルフのメンタルに直結しているといっても過言ではありません。良いことを振り返ることが習慣になっていれば、その日のプレーで光っていた所が印象として強まり、ラウンドを重ねる度に良いイメージが強まっていくものです。そんな習慣を身につけるためにも、自分の良かったプレーを評価するスコアカードを付けてみましょう。

ナイスショットを書き留める

「8」以上の採点のみでOK!

あとで思い出したいナイスショットを、10段階評価で記しておくのです。ミスショットは評価の対象外。プレー後にそのカードを見ながら、良かったショットだけを思い出してみるのです。こうしたイメージトレーニングは、例えばトーナメント中継を見ていても可能です。自分のテンポやリズムに合っているプレーヤーを見つけ、そこに自分のプレーするイメージを重ねてみる。テンポもリズムも重ね合わせてみます。

課題をより具体的にする!

1個1個課題を解決する度に自信につながる

すぐにシングルになれる人とアベレージゴルファーのままの人。どこに違いがあるかといえば、ステップアップするための課題をより具体的に見つけているかどうかです。例えば「アプローチが苦手だ~」と漠然と苦手意識を持つだけで終わってしまうのではなく、そのためにどうすれば良いのかをしっかり考えるのです。そうすることで、いまの自分のレベルの中で、やるべき課題が明確に見えてくるものです」。

解説/松本進
デビッド・ライト氏やハンク・ヘイニー氏から直接コーチングのイロハを学び、双方からの公認を受ける。データを元にプランを立てていく指導法が注目され、現在はツアープロ(馬場ゆかりプロなどを担当)を中心にアマチュアゴルファー、そしてビジネスマンへのコーチングと幅広い指導で活躍中

男性モデル/高山忠士、女性モデル/野際レイラ
撮影協力/ゴルフテック by gdo 六本木ラーニングスタジオ
衣装協力/ルコックスポルティフ

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