大人のゴルBODY

「ゾーンに入るには…!?」 メンタル編vol.6

2015/09/29 09:00

1日トータルのメンタルコントロール術!

他人のゾーンは気付くのに、自分のソーンは気付かない…?

好評のメンタル編も今回で最終回。これまでのメンタルテクニックを振り返りつつ、今後のラウンドを通じて上手く回るためのトータルな考え方を突き詰めていきたい。ベストスコアに臨むにはどうするか。平均スコアの底上げを目指すのにどう臨むべきか。コースでつきまとうスイングの悩みにどう向き合うかなど、ストラテジー(戦略)コーチ・松本進さんに訊いてみた。
(以下、松本進さん解説)

ゾーンに入った経験はありますか?

ゾーンに入ったときは、淡々とプレーしていたという松本さん

「特に理由は分からないけれど、時折すべてがうまい方向にまわる経験はありませんか? 個人的な経験では、1番ホールのやさしいホールでボギーを打った後、6連続バーディというのがあります。そのときのメンタルを振り返ってみると、一度落ちた後に開き直り、高揚感も期待感もなく、淡々と目の前の1打に集中していた感覚がありました。当然、それが何個目のバーディかなんて全く意識していませんでした。

調子が良かったときを振り返る!

ゾーンとは後から振り返って初めて気づくもの

ゾーンに入るとまでは言いませんが、『あ、今日は意外と好調かも!』というときはあるはずです。そんなときは、すぐにラウンドに臨んだときの行動やメンタルを、是非とも振り返ってほしいと思います。

ベストが出たときのメンタル状態がベスト!

スコアカードにメモなどを取っておくと振り返りやすい

特に、ベストスコアなどが出たときは、たまたまラッキーだったと考えてしまいがち。しかし、よく振り返ってみると、メンタル的にとても良い状態が保てていたはずです。ただ、良かったというだけの余韻に浸らず、その具体的な理由を探ってほしいのです」。

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