ゴルフ雑学 トーナメントコースを楽しもう
東の10番は“攻めのゴルフ”で
(横山)まずティショットですが、左のOBは当然気になりますが、右のクロスバンカーのプレッシャーが効いています。バンカーの奥行きが70ヤードもあり、ここに入れると厄介です。
(S吉)広めに見えますが、そう聞くと途端に難しく見えてきました。
(横山)思いきり打てる、“攻めのゴルフ”ができるホールではあるんですが、ミスにはそれなりのペナルティが待ちうけているというわけです。
(S吉)セカンド地点からは、かなりの打ち下ろしになっていますね。
(横山)大きな1グリーンのおかげで近く見えますが、まだ距離はかなり残っています。長いクラブを持ちたくなりますが、グリーンを囲むように配置されたガードバンカーには入れたくない。距離のあるバンカーショットになってしまいますから。ある程度の距離と方向性を兼ね備えたショットが要求されます。
(S吉)私には厳しそう!でもグリーンが大きいということは、狙いは付けやすいのでは?
(横山)そこが罠にもなっています。打ち下ろしということもあって、実際近くで見るとかなりの受けグリーンになっていて、ピンの上に付けてしまうとパッティングはかなり速くなります。
大きく速いグリーンは油断大敵
(S吉)確かに、近くに来るとグリーンがかなり受けているのが分かります。それと、広さもかなりのものですね。
(横山)グリーンは、ベント芝のペンクロスを使用しています。今の時期(※編注:6月下旬)は芝の育成のためにあまり短く刈れないですが、それでも9~9.5フィートは出ています。秋ごろには11フィート出る時期もあって、そうなると上からはなかなか止まりませんよ。
(S吉)ひぇ~!それでこの広さとくれば、油断するとあっという間に大叩きしてしまいそうです。
(横山)そこが面白さでもあります。このホールもそうですが、セントラルゴルフクラブは腕前に関わらず、どなたにも楽しんでいただける要素がたくさんあるコースなんです。
(S吉)いやぁ、これはさっそくラウンドしたくなってきました!横山さん、今日はありがとうございました!