ミスショット レッスン

高難度ミスショット「ポッコン」を打て!

2018/02/05 17:00

「ポッコン」のメカニズムを学ぶ

「ポッコン」とは、クラブの軌道が浮いて、ボールを地球で例えたときの「北極」部分(最上部)にソールが当たることで起こるミスショットです。ボールの上をかすめるだけで、思ったように飛ばずに「ポッコン」と地面にワンバウンドしたような球筋になります。

1. ボールの「北極」部分に意識を集中

アドレスに入る際、ボールの「北極」部分への意識を高めます。通常はボールの下(南極部分)を目指してヘッドを入れるところを、ボールの頭を狙って打てるように、クラブを浮かしてセットするなどして集中していきます。

2. 意識を「フェース」ではなく「ソール」に

アドレスが決まった後は、フェースではなくソールへの意識を持ってスイングします。影に隠れているソールを意識することは非常に難易度の高いことですが、何度か素振りを行い芝の上を滑るソールを感じることで、意識を高めることができます。

3. ソールでボールの頭をなでる

ソールへの意識を持ったまま、ボールの頭をなでるように振っていきます。クラブのリーディングエッジ(フェース下の刃部分)にボールが当たらずに、ソールのみをボールの頭に当てるという、ものすごく高度な技術を要します。

4. 体重移動を抑えれば、ポッコンは出ない

高度な技術を要するポッコンアプローチは、逆に出さないように打つのは簡単です。ただ、絶対に出さないように打つには、無駄な体重移動をせずアドレス時の(右利きの場合)左足体重をキープしながら打てばポッコンは出ません。体の軸が左右にブレずにアプローチできるように練習しましょう。

(次回は、「バンカーでのザックリ」をレッスン!)

取材協力/サザンヤードカントリークラブ

解説/吉本 巧(ヨシモト・タクミ)
1980年生まれ、兵庫県神戸市出身。1998年世界ジュニアマスターズにて日本代表として出場し4位入賞。プロゴルファー転向後、米国ミニツアー通算3勝。現プロゴルフコーチとして「銀座ゴルフアカデミー」を主宰。