アイアンのダフリを克服せよ!
2013/07/16 10:00
“ダフリ”も“上がりすぎ”も原因は一緒!?
清水「伊藤さん、ロングアイアンが苦手ということですが……」
伊藤「はい。ミスの多くはダフリ。また、球が上がり過ぎてしまうことが多いですね」
清水「そうでうか、“ダフリ”と球の“上がりすぎ”から、アイアンの苦手意識が生まれていたのですね。ただ“ダフリ”も、“上がりすぎ”も、その原因は同じと思われます。詳しい説明は後にしまして、まずはシャフトオプティマイザーで伊藤さんのスイングを検証していきましょう!」
フィッティングのカギは【前反り角】!
スイング特性を調べるシャフトオプティマイザーで、伊藤さんのスイングを計測。計測項目の中から、清水氏が着目したのは、特徴的な結果が出た【前反り角】だった。
■ 前反り角【KICK ANGLE】※インパクト時にシャフトが前方向(飛球方向)に反る角度
伊藤さん:レベル7(平均値+3)
清水「【前反り角】とは、インパクトの瞬間、(前方から見たとき)シャフトが飛球線方向にしなった角度のことを言います。前反り角が大きいと、ロフトが寝て、トレーディングエッヂ寄り(バックフェース側のソール部分)でインパクトを迎えてしまう。これにより、ボールが上がりすぎたり、ヘッドの抜けも悪くなり、地面を叩いてダフってしまうのです。ですから両方のミスとも、この【前反り角】の大きさが引き起こしている可能性が高いですね」