クラブを短くして、飛距離アップ!?
あなたの「クラブ長さ」は適正!?
今回の注目すべき点は、クラブの「長さ」。土屋さんがいま使っている長さは45.5インチ(硬さSX)。ヘッドスピード平均42m/sの土屋さんには、適度な長さと硬さではあるものの、ボールは若干右に出る傾向が表れた。今回担当のチーフフィッター清水氏は、「土屋さんのスイングは、とてもシャープでコンパクト。まさに上級者のスイングをしています。ただ、すこしだけ右へいく球が多いので、まずは適正のシャフトかどうかを計っていきましょう」とのこと。
「スイング半径」って何!?
■ スイング半径【SWING RADIUS】※インパクト直前のクラブの回転中心からヘッドまでの距離
土屋さん:レベル9(平均値+4)
清水「土屋さんのスイングは、ほぼ平均的な数値が取れたのですが、特徴的な項目が1つ見つかりました。それが【スイング半径】です!」
土屋「スイング半径??」
清水「はい。クラブの回転中心はグリップの延長線上にあります。【スイング半径】とは、インパクト直前での、その中心軸からヘッドまでの距離のことを言います」
土屋「ヘッドまでの距離って、もともと同じではないのですか!?」
清水「はい。それぞれのスイングによって、【スイング半径】の長さは変わってきます。インパクト直前での手さばき(グリップ手元側のブレ幅)によって変わってくる長さなのです。そして、これが大きい方はミート率が悪く、小さい方はミート率が良いという検証結果があります」
土屋「私の場合、これが大きいのですね!」
清水「土屋さんは【スイング半径】が大きく、すなわちインパクト直前の手元のブレが
大きく、少し流れているようになっています。その場合、ミート率がやや悪くなると考えられますので、ひとつの目安として、やや短めのクラブがオススメですね」
そこで、清水氏が選んだシャフトは、『ツアーAD EV-6』の45.0インチのシャフトと、『MPクラフトH4ドライバー』のヘッドの組み合わせだ。