「中から手元か」「中から先か」で検証！

■ しなりスピード【RELEASE FAVTOR】※インパクト直前のシャフトのしなり戻りの速度

上條さん：レベル3（平均値－1）

平井「ほぼ平均値並の数値なのですが、【しなりスピード】が若干小さいのが気になります」
上條「いま使っているのが元調子のシャフトなのですが、これは合っているのでしょうか？」
平井「【しなりスピード】が小さい場合、ヘッドスピードがインパクト直前で減速している可能性があります。そういったスインガータイプの方には、先端が軟らかめの中先調子のシャフトをオススメしています」
上條「なるほど！ 長さが短く、中～先調子のシャフトが、私に合っているのですね」

■ 『QUAD6バットスタンダード』（中～手元調子）

若干斜めにズレは見られるが、そこまで芯は外れていない。

■ 『QUAD6バットスティッフ』（中～先調子）

やや上部に打点がかたまっているが、大きなバラつきは見られない。

フィーリングを重視！

打点に関しては若干変化はあるものの、どちらも芯を大きく外しておらず、まとまった打点が確認できた。あとはシャフト戻りの観点、上條さんの感じた感覚で選ぶことに。このように、常にデータ上で導き出した仮説だけでなく、テスター本人の振りやすさなどの感覚も、フィッティングには大きな要素として考慮に入れる。クラブ選びにおいて、“フィーリング”もまた重要な選択要素のひとつなのだ。但し、最終的には弾道測定器での方向、スピン量などのチェックも必要な点をお忘れなく。

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