堀尾研仁のスイング解析レッスン

第7回 飛距離アップの肝は!?

2014/04/17 12:00

飛距離のロスが数値で分かる

「M-Tracer」は、曲がりに関することだけでなく、どれだけ効率良くスイングできているかも数値で見ることができる。それが“ナチュラルアンコック”。インパクトにかけてヘッドを加速させるために必要な動きで、ダウンスイングにおけるグリップの減速率を表した数値だ。この数値が高いほど、トップで蓄積したエネルギーを解放させ、効率良くヘッドを加速させることができているということなのだ。では、正木さんのナチュラルアンコックはどれくらいの数値を示しているのだろう?

【プロフィール】
正木 佳基さん
・年齢:36歳
・平均スコア:95~100
・ヘッドスピード:40m/s

「曲がりの強いスライスで飛距離も出にくい」

正木さん「ドライバーのスライスに悩んでいます。たまに曲がり幅が少ないフェードボールが打てるのですが、ほとんどが曲がりの強いスライスです。逆にアイアンはひっかけが多いです。ドライバーとアイアンのミスがバラバラなので、ドライバーの調子が良いとアイアンが当たらず、その逆もあります。なので、どうやって練習すれば上手くなるのかが分からないんです。ミスの原因が何なのか? どのように練習すれば正しい軌道になるのかを堀尾プロに見てもらいたいです!」

いわゆる「手打ち」とは、グリップが減速しきれていない状態≫
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