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中井学のフラれるゴルフ
2013/07/15

Lesson.21 バンカーショットの基本

エクスプロージョンとダフリの違い

エクスプロージョンとダフリの違い

バンカーショットを苦手にしている人が多い理由は、打ち方を勘違いしているから。バンカーはダフればいいという言い方をしますが、ボールを直接打たないだけで、ミスショットのときのダフリとは別物です。
エクスプロージョンショットとは砂を爆発させてボールを飛ばす打ち方です。砂とボールが同じ方向に飛んでいくのが、正しい打ち方で、打ち込んで終わりのようなダフる打ち方では、思ったような飛距離を出すことはできません。

バウンスから砂に入れていく

バウンスから砂に入れて行く

エクスプロージョンショットとダフリの大きな違いはヘッドの入り方にあります。エクスプロージョンはクラブのバウンスから砂に当たり、その衝撃で砂が爆発します。それに対してダフリは、リーディングエッジから砂に入るので、地面に刺さるような感じになり、振り抜こうとしても振り抜けないわけです。
バウンスから砂に落ちると“パーン”という乾いた音がします。バンカーの上手い人は必ずこの音が出せるのです。

ハンドファーストは厳禁

ハンドファーストは厳禁

グリーンまわりでアプローチなどをするときは、ハンドファーストに構えます。これはボールにクリーンにヘッドを当てるための構えです。バンカーショットでもこの構えをしている人がいますが、これは間違い。
ハンドファーストに構えれば構えるほど、リーディングエッジから砂に刺さりやすくなります。体重も左足体重になりやすく、打ち込む形になりやすいのです。

ハンドレイトに構えるのが正解

ハンドレートに構えるのが正解

エクスプロージョンショットはどのようにしたら打てるのかというと、一番のポイントは構えです。クリーンに当てたときはハンドファースト。ならば、クリーンに当てないために反対の構え方をすればいいのです。
ハンドファーストを解いて、ハンドレイトに構える。要するに手元よりもヘッドが前にあるような状態です。この構え方をするだけで、バウンスから砂に入りやすくなり、きれいに砂を爆発させることができます。

準備ができたらあとはアプローチ感覚で

準備ができたらあとはアプローチ感覚で

バンカーショットは基本的に通常の芝から打つよりも二分の一から三分の一くらいは飛距離が落ちると思ってください。それを計算に入れて、あとはエクスプロージョンの構えができていれば、アプローチと同じ感覚でスイングしていきます。
準備をきっちり行うことが重要で、それさえできていれば、ピンに寄せたり、入れたりすることは難しくても、一発で脱出させて、グリーンに乗せることは簡単にできるはずです。

【動画】Lesson.21 バンカーショットの基本

ダフりとエクスプロージョンは別物です!

中井 学
1972年生まれ。大阪府出身。中学生の頃ゴルフを始め、アメリカにゴルフ留学。様々な理論を学ぶなかから、自らの理論を構築。老若男女問わない、全く新しい考え方は、プロから初心者まで幅広い層から高い支持を得ている

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