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中井学のフラれるゴルフ
2013/11/25

Leeson.40 寄せにも使えるユーティリティ

エッジからの転がしで活用

エッジからの転がしで活用

グリーンまわりまでせっかく持っていったのに、そこからザックリやトップのミスでダボやトリを叩いてしまう。これを繰り返す内に、アプローチへの苦手意識が強くなって、どんどん下手になってしまうのです。そういうときに活用したいのがユーティリティでのアプローチです。逆目であっても、芝が薄くても、ミスを抑えてくれるユーティリティはもっとグリーンまわりで活用されるべき存在なのです。

アンカーリングを利用する

アンカーリングを利用する

グリーンまわりからユーティリティを使うときに、基本的にはパッティングと同じイメージで振ります。ただ、それがイメージできないという人は、まもなく規制される予定ですが、競技などに出なければ関係がないアンカーリングを利用します。グリップエンドを体の一部に付けて、そこを支点にクラブを動かす。パターだけでなく、ユーティリティを使う場合も、効果的な方法と言えます。

小さな振り幅で距離感が合う

小さな振り幅で距離感が合う

グリーンエッジまで距離がある場合は、ピッチアンドランで落とし場所を決めて打ちたいところですが、狙う場所が1点になるため難しい。パターを使うには抵抗が読みにくい。そこでユーティリティを使います。小さな振り幅でも距離を出せるので、ミート率は落ちないし、ダフリやトップなどの大きなミスもでにくい。少々の芝の抵抗も球の強さがあるので、最悪グリーンに乗せることだけはできるはずです。

グリーン奥からはUTが活躍する

グリーン奥からはUTが活躍する

グリーンをオーバーしてしまって、奥からのアプローチが残ったとき。ほとんどは左足下がりのライになると思います。しかも日本のコースはグリーンが砲台になっていることが多いので、ワンクッションなど落とし場所が限られるアプローチが要求されます。確率的にかなり難しいので、ここでも球の強さを利用して、手前から転がし上げることができるユーティリティが効力を発揮します。

傾斜なりに低く振り抜く

傾斜なりに低く振り抜く

打ち方のポイントは、左足体重にして、基本的に斜面に沿ってヘッドを振り抜きます。体が起き上がると、手前の斜面にヘッドが落ちて、大ダフリになるので、ソール面を滑らえるように使いましょう。ここでも大きく振る必要はありません。奥からのアプローチなので、無理をせずにまずは乗せることが先決。そのためにユーティリティは最も効果的なクラブなのです。

【動画】Lesson.40 寄せにも使えるユーティリティ

グリーン周りでもユーティリティを有効活用しましょう!

中井 学
1972年生まれ。大阪府出身。中学生の頃ゴルフを始め、アメリカにゴルフ留学。様々な理論を学ぶなかから、自らの理論を構築。老若男女問わない、全く新しい考え方は、プロから初心者まで幅広い層から高い支持を得ている

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