シャフト短めがポイント 比嘉真美子4季ぶりV引き寄せた投入したての1W
“左ひざ”を伸ばして飛ばす比嘉真美子の爆発力【優勝者スイング】
インパクトが特徴的な「真美子スイング」
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」にて、キム・ハヌルとのプレーオフを制し、4季ぶりとなるツアー通算3勝目を挙げた比嘉真美子。復活優勝を引き寄せた新生・比嘉真美子のパワフルなスイングを解説していこう。
ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎氏によると、「左足がピンと伸びているインパクトが特徴的なスイングです。ダウンスイング時に左足で地面を踏むことで、その反動を得ることができると、このように左ひざが伸びたインパクトになります」と語る。
「テークバック」は上半身メインで回転!
テークバックでは、体全身でクラブを上げているため、手首のコックは少なめです。特に上半身の胸郭(肋骨部分)の動きが優れていて、上半身の回転メインで、バックスイングを行っています。
「ダウンスイング」では、コックを長くキープ!
ダウンスイングでは、コックを長くキープして、深い“タメ”を作っています。切り返しからボールを早く打ちに行ってしまう“手打ち”の人には、参考にしてほしい部分です。
マキロイのような “左ひざ”が伸びた「インパクト」
比嘉選手の最も特徴的なシーンは、インパクトです。左足がピンと伸び、真上に力が加えられているのが分かります。ダウンスイング時に、左ひざがアドレスに比べて曲がっているのは、地面を下へ押している証拠です。
地面から返ってくる縦方向の反動を使う代表的な選手は、欧米ツアーで活躍するロリー・マキロイ(北アイルランド)です。彼のように、地面からの反動をうまく使うことで、腕とクラブが自然とリリースしています。これによって腕が自然と伸び、クラブを放り投げるような、力強いインパクトからフォローになっているのです。
撮影/2017年「ヤマハレディースオープン葛城」練習日
スイング解説/吉田洋一郎 (※音声は合成です)
1978年生まれ、北海道出身。海外のスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。D.レッドベターを2度にわたり日本へ招聘し、レッスンメソッドを直接学ぶ。世界各地で最新理論の収集と研究活動を積極的に行っている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
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