2位がトップに肉薄 韓国勢同士の争い/女子世界ランク
技巧派テレサ・ルーの“体と腕”の一体感【優勝者スイング】
安定感と爆発力を併せ持つ「テレサ・スイング」
「富士通レディース」でツアー通算15勝目を挙げたテレサ・ルー(台湾)。抜群の安定感とツアー屈指の飛距離で、ショット力には定評のある彼女。かつてアニカ・ソレンスタムのコーチ ヘンリー・ライスに学んだという、その卓越したスイングを解析していこう。
常に腕が体の正面にある「バックスイング」
バックスイングでは、常に体の正面に腕をキープした状態でクラブを上げています。体と腕の同調を保つことで、ショットの安定感を生んでいるのです。
クラブが平行の位置で止まる「トップ」
トップでは、上半身がかなり大きく回転していますが、クラブは地面と平行になっています。これだけ体が回転してもオーバースイングになっていないのは、トップまでの体と腕の動きが一体化していて、同調が取れている証拠です。
強烈なドローを生む「ダウンスイング」
体と腕の一体感を保ったまま、下半身(特に左足)から切り返しの動きを始動しています。上下の捻転差をキープしたままダウンスイングを行うことで、肩の開きが抑えられ、体が開かないことでクラブはインサイドから下ろしやすくなり、力強いドローボールを生んでいるのです。
撮影/2017年「ヤマハレディースオープン葛城」練習日
スイング解説/吉田洋一郎 (※音声は合成です)
1978年生まれ、北海道出身。海外のスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。D.レッドベターを2度にわたり日本へ招聘し、レッスンメソッドを直接学ぶ。世界各地で最新理論の収集と研究活動を積極的に行っている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
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