運動不足解消に! 自宅でできるゴルフクラブを使ったトレーニング
外出自粛で十分な運動ができていない…。そんな方に、自宅でできるゴルフクラブを使った、運動不足解消のメニューをご紹介します。今回は、スイング動作において重要な役割を持つ「腹筋・お尻・体幹」を重点的に鍛えるトレーニングです。
足上げ腹筋(リバースクランチ)
1:クラブを両手で持ち、仰向けになります。
2:足は股関節と膝関節を90度に曲げ、足を持ち上げます。
3:両方のつま先がクラブに触れるまで、腹筋を使って引き上げます。
4:つま先がクラブに触れたら、足を2の体勢まで戻します。
5:この動作を10回繰り返します。
※クラブが足や頭の方に移動しないように注意しましょう。
片足立ち前傾キープ(エアプレーン)
1:クラブを背中側で持ち、姿勢を伸ばして立ちます。
2:片足を持ち上げ、身体を前に倒します。
3:持ち上げた足から頭まで一直線になるように5秒キープします。
4:5秒キープしたら、身体を起こして初めの姿勢に戻します。
5:この動作を左右10回ずつ繰り返します。
※初めは身体を45度に傾け、慣れてきたら90度まで傾けられるようにチャレンジしてみてください。
捻転エクササイズ
1:クラブを背負って、肩甲骨を寄せ、胸を開きます。
2:胸を張った姿勢を保ちながら、右側に身体を傾けます。
3:身体は傾けたまま、右側へ捻転させます。
4:足幅を保ったまま、さらに身体を捻転させ後ろを向きます。
5:逆再生の動きで、ゆっくりと初めの姿勢に戻します。
6:この動作を左右3回ずつ繰り返します。
※足は肩幅に開いた位置で、動かさないように注意しましょう。
腹筋はスイングの安定性を高め、お尻はパワーを生み出し飛距離アップに、そして体幹の可動域を広げるトレーニングです。
これらは身体にかかる負担が大きいので、各メニューは1日10回3セットを目安にすると良いでしょう。在宅時間が増えている今だからこそ、ぜひ行ってみてください。
(協力/ケアくる)
■ 齋木 拓(さいき・たく) プロフィール
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、鍼灸の東洋医学的視点からセルフケアやエクササイズ、食事にまで及ぶ総合的なコンディショニングを身上とする。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/