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腰の負担を減らして快適ゴルフ! テーピングの基本

2020/11/12 13:00
腰に負担がかかりやすい…(提供:写真AC、クリエーター:FineGraphicsさん )

ゴルフは腰に負担がかかりやすいスポーツです。アドレス時の前傾姿勢や、回旋動作によりラウンド後半になると腰が疲れてくることはありませんか?

今回は長時間のラウンドで腰に負担をかけないために知っておきたい、腰のテーピング法をご紹介します。

姿勢を保持・補助する筋肉とは

中腰や、胸を張って腰を曲げるといった動作に使われるのが「脊柱起立筋」です。脊柱起立筋は背骨の両側に沿うようについており、日常生活においては姿勢を保つために常に使われています。

ラウンド中に繰り返される前傾姿勢や回旋動作によって疲労が蓄積されると、痛みが表れたり、ぎっくり腰の原因にもなります。

脊柱起立筋の探し方

中腰の状態で少し胸を張ると、背骨の両側に盛り上がってくる筋肉があります。その筋肉が脊柱起立筋で複数の筋線維から構成されています。

体幹の曲げ伸ばしや回旋動作をスムーズにして腰の負担を軽減するために、今回は脊柱起立筋の上にテープを貼っていきます。

テープの貼り方

1:長さ30㎝ほどにカットした幅50mmのキネシオテープを2本用意します。

30㎝にカットしたテープを用意しましょう(提供:ケアくる)

2:前屈の姿勢になります。

※このとき痛みがある方は無理のない範囲で行ってください。

3:テープ片側の剥離紙を5cmほど剥がし、骨盤に貼ります。

前屈の姿勢になって…(提供:ケアくる)

4:背骨の脇の盛り上がっている筋肉に沿い、引っ張らずに貼ります。

※貼ったテープをなぞるようにするときれいに貼ることができます。

チェックポイント

しわが寄ればOK!(提供:ケアくる)

上体を起こしたとき、腰付近にしわが寄っていることを確認しましょう。

補強するのもいいですね(提供:ケアくる)

背中が広い方や、痛みに不安のある方は、テーピングを片側につき2枚使用し、1/3程度外側に重ねて貼ると強度が増します。

テーピングはセルフケアや、動きのサポートとして活躍します。専門医と相談しながら、正しい方法で有効に活用しましょう。

※記事内の写真は服の上からテーピングを行っていますが、実際は体に直接貼ってください。

(協力/ケアくる

■ 森田 悠太(もりた・ゆうた) プロフィール

柔道整復師/鍼灸師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
接骨院にて様々な外傷・障害の処置からリハビリテーションまでを包括した臨床経験を積んだ後、スポーツや芸術・エンターテイメントの現場へ活躍の場を広げている。西洋医学的な視点と東洋医学的な視点を駆使してその人に合った治療を探していくことに尽力している。
https://carecle.com/detail/1263クリニックオフィシャルサイトhttp://www.loople.jp/