プラス1

股関節に集中 ゴルフに役立つ下半身トレ

2021/04/01 13:00
パワーを伝えるのは下半身(写真:AC、クリエイター:FineGraphicsさん)

スイングは下半身を起点にして力を伝えます。しかし、力まかせにクラブを振るだけでは、飛距離を出せたり、再現性を高めたりすることはできません。

下半身のパワーを効率よく正確に使うためには体を動かすための動的筋力と、体の姿勢を保持するための静的筋力のバランスが重要です。そこで今回は、下半身のなかでも股関節付近に注目して、動的・静的筋力を向上させるトレーニングを紹介します。

サイドランジ(動的筋力・静的筋力)

つま先が真っすぐになるように気をつけましょう

1.足を揃えて、真っすぐに立ちます。
2.左足を大きく真横に出し、右ひざが90度になるまで腰を落とします。
3.左足で床を力強く蹴り、元の姿勢に戻ります。
4.左右の足で10回×3セットずつ行いましょう。
*ひざとつま先が真っすぐ同じ向きになるようコントロールします。

ヒップアブド(動的筋力)

バランスよくトレーニングしましょう

1.右半身を下にして横向きに寝ます。
2.左足を右足の太ももの前に置きます。
3.右足を床から離して、できるだけ高く上げて3秒キープします。
4.左右の足で20回×3セットずつ行いましょう。

サイドプランクリフト(動的筋力・静的筋力)

自重でしっかり鍛えられます

1.右半身を下にして横向きに寝ます。
2.右肩の真下に右ひじを立てて置きます。
3.体が真っすぐになるように姿勢を整えて、ひじと足を支点にして腰を上げます。
4.腰を床に下ろして、元の姿勢に戻ります。
5.左右で10回×3セットずつ行いましょう。

今回紹介したトレーニングは自重で十分な負荷をかけられます。腰が反ったり、背中が丸まったりしないよう、動作中の姿勢に気を付けることで静的筋力も鍛えることができます。

(協力/ケアくる

■ 小松聖政(こまつ・きよまさ) プロフィール

全米公認アスレティックトレーナー/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本のスポーツチームや、アメリカの大学のスポーツチーム等でアスレティックトレーナーとして、治療やトレーニング、コンディショニングの経験を積む。スポーツパフォーマンスに特化した知識・経験を活かして、トップアスリートからスポーツ愛好家、トレイナーをサポートしている。