<プラス1>「肩の痛み」放っておいて大丈夫?正しい対処法を教えます
プレー後の身体の痛みを、ただの筋肉痛だと思って放置していませんか?今回はゴルフによる肩のけがや痛みを解説します。
ゴルフで起こる肩のけがや痛み
プレー後、肩や肩甲骨の内側に痛みを感じる場合は、「ゴルフ肩」(別名:スイングショルダー)かもしれません。
ゴルフによる肩の痛み方は様々で、テークバックからバックスイングで左肩に痛みを感じるパターンと、インパクトからフィニッシュ時に右肩に痛みを感じるというパターンがあります。
ゴルフ肩以外にも、加齢による「四十肩」「五十肩」と言われる、「肩関節周囲炎」の可能性もあります。その場合、腕を上げたときや腰に手を回したときに痛みを感じます。
病院に行くべき?セルフチェック方法
次の動きを行った際の肩の痛みが1カ月以上続く場合は、整形外科や整骨院へのご相談をお勧めします。
・弧を描くように、腕を横から大きく上げたとき
・手を頭頂部や後頭部、または腰や背中に回したとき
受診すべきタイミングは?
肩は頭を洗うときや電車でつり革につかまる時など、日常生活の様々な場面で痛みを感じてしまいます。
肩だけでは筋肉痛は起こりづらく、使い過ぎや負担のかかる状態を繰り返すことで、慢性的な痛みとして症状が現れます。
日常生活やゴルフ中に痛みを感じている場合は、まずはプレーを1カ月間、中止しましょう。それでも症状が変わらない場合には、整形外科や整骨院への受診をお勧めします。
次回は、肩が痛くなるリスクを避けるための方法をご紹介します!
(協力/株式会社ケアくる)
■ 齋木 拓(さいき・たく) プロフィール
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
スポーツ整形外科、会員制スパ&フィットネスクラブ等で治療や運動指導の経験を積む。アスリートからスポーツ愛好家まで、幅広い年齢層への治療やリハビリテーションを通じて、日常生活やスポーツ競技への復帰をサポートしている。 痛みや不調に合わせ「より効率的な身体の使い方」ができるよう、治療とエクササイズを組み合わせた、総合的なコンディショニングを得意とする。現在は治療活動の傍ら、IT企業で従業員のパフォーマンスアップのためエクササイズ・トレーニング指導を行っている。https://carecle.com/detail/201 クリニックオフィシャルサイト:http://www.loople.jp/