女子プロレスキュー!

ピンを抜く抜かないの基準って何? 臼井麗香

2019/07/31 05:00

「ピン(旗竿)の抜き挿し判断」をレスキュー♪

ことしから施行され、すでに浸透してきた感のある新ルール

【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「今季から旗竿を抜かずプレーできるようになりましたが、プロは抜く派ですか? それとも抜かない派ですか?」

臼井麗香のレスキュー回答】
プレーの進行が早くなる新ルールでは、基本的には抜かずにプレーすることが多いです。ただ、厳密にはカップまでの距離に応じて使い分けをしています。

1. ロングパットは抜かない

同じ距離でのピンあり(画像左)・なし(右)の視点の違い

10m以上のロングパットでは、アドレスの位置からカップがしっかり見えないので、ピンは抜かないままにしています。目標が明確になる分イメージを出しやすく、距離感を合わせやすいからです。

2. ミドルパットは抜く

ピンあり(画像右)だと オーバーした時に返しのラインを確認しにくい

ミドルパット(3~8m)ではピンを抜いています。この距離は入れにいくというより、ジャストタッチで合わせたいシチュエーション。カップのみの小さな目標物に合わせることで、繊細なタッチを出しやすいことが理由です。

3. ショートパットは抜かない

「ピンに当てて入れる(画像左)くらいのタッチがいい」と臼井

最後にショートパット(2m以下)は、ピンを抜かないまま臨みます。ここではしっかりボールをヒットさせ、目標に打ち出したい距離だからです。ピンにボールが当たって入る確率も高いので、しっかり打てるイメージがもてますよ♪

【今回のまとめ】ミドルパットだけ抜く

10m以上のパットではピンを抜かない。
3~8mのパットではピンを抜く。
2m以下のパットではピンを抜かない。

取材協力/皐月ゴルフ倶楽部鹿沼コース

■ 臼井麗香(うすい・れいか) プロフィール

1998年12月7日、栃木県生まれ。祖父の影響で9歳からゴルフを始め、小学6年生の時に「世界ジュニア」日本代表に選出。2018年のプロテストに合格し、推薦枠から出場した今季3月「アクサレディス」にて、最終日最終組で回り6位タイに。リランキング上位者として後半戦の活躍にも期待がかかる。

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