クロスハンドを磨く練習法 井上りこ
2019/11/20 05:00
「パッティング」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーTさんの悩み】
「パッティングの悩みは、打点がブレてしまうことです。方向性と距離感を安定させるには、どうすれば良いでしょうか?」
【井上りこのレスキュー回答】
私も以前はパットに悩んでいたのですが、ことしから右手を上、左手を下にしたクロスハンドに変えて、ストロークが安定するようになりました。今回はクロスハンドのメリットとデメリット、そしてより精度を上げるための練習法をお教えします。
1. 手首の動きを抑えられる
私はもともと順手だったのですが、手首の動きを使いすぎてヘッドスピードが毎回変わってしまい、距離感が一定ではありませんでした。クロスハンドに変えた理由は、手首の無駄な動きが抑えられ、振り幅でタッチを合わせられるからです。
2. ダウンブロー軌道になりやすい
クロスハンドのデメリットは、左手が右手より下にあることから、インパクト前後のヘッド軌道がイメージより上から入ってきやすい点が挙げられます。想像よりダウンブローになり、距離感が合わなかったり、ダフってしまう危険性が高まります。
3. ティに触れないドリルが効果的
デメリットを解消するための練習法は、ボールの手前にティを挿し、ティに触れないようにボールを打つドリルです。ボールの赤道より上半分に、フェース面を当てて転がすことができれば、理想的な順回転でボールを転がすことができますよ♪
【今回のまとめ】クロスハンドでもアッパーブロー
・クロスハンドは手首の動きを抑えられる。
・クロスハンドはダウンブローになりやすい。
・ティに触れないドリルが効果的。
取材協力/鬼ノ城ゴルフ倶楽部
■ 井上りこ(いのうえ・りこ) プロフィール
1993年4月10日生まれ、福岡県出身。実家がゴルフ練習場を営んでいたこともあり、9歳でゴルフをはじめ、坂田塾で腕を磨く。沖学園高校、大手前大学と進み、2017年にプロテスト合格。今年7月のステップアップツアーで初優勝。来季はレギュラーツアーでの活躍を目指す。
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