女子プロレスキュー!

難度MAX!下りのスライス・フックに強くなるコツ 井上りこ

2019/11/27 05:00

「下りパット」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「下りパットが大の苦手です。スライスやフックのラインにうまく乗せるには、どうしたら良いですか?」

井上りこのレスキュー回答】
ラインは読めているけれど、下りになると狙った方向に打ち出せない…。そのような悩みを抱えているなら、ミスを未然に防ぐ打ち出し方向とボール位置のポイントを押さえておきましょう。

1. スライスでは“押し出し”、フックでは“引っかけ”を防ぐ

なぜ下りパットは難しいのか? を把握しよう

下りのスライスラインでは、カップを意識しすぎてフェース面がカップを向きやすく、インパクトで押し出してしまいます。逆にフックでは、フェースが返りすぎて、引っかけるミスが起こりやすくなります。

2. 下りスライスはスパットに集中する

ボールは勝手に曲がるものという意識が重要

下りのスライスラインでは、押し出すミスを防ぐために、カップへの意識を弱めることが重要です。打ち出す方向にスパット(目印)を見つけ、そこに打ち出すことだけに集中します。ボールは勝手に曲がっていく、という意識が肝心です。

3. 下りフックはボールを右足寄りに置く

よく見ないと判別できないほど、数cm単位の違い

下りのフックラインでは、引っかけのミスを防ぐために、アドレスでのボール位置を通常より右足寄りに置いてください。フェースが返る前に、なるべくボールにヒットする状況をつくっておくことで、返りすぎるミスを未然に防ぐことができます。

【今回のまとめ】打ち出し方向とボール位置が肝心♪

「特に1~2mの下りに強くなるとスコアアップにつながります」

・スライスでは押し出し、フックでは引っかけを防ぐ。
・下りスライスはスパットに集中する。
・下りフックはボールを右足寄りに置く。

取材協力/鬼ノ城ゴルフ倶楽部

■ 井上りこ(いのうえ・りこ) プロフィール

1993年4月10日生まれ、福岡県出身。実家がゴルフ練習場を営んでいたこともあり、9歳でゴルフをはじめ、坂田塾で腕を磨く。沖学園高校、大手前大学と進み、2017年にプロテスト合格。今年7月のステップアップツアーで初優勝。来季はレギュラーツアーでの活躍を目指す。

井上りこ'sレスキュー 記事一覧