女子プロレスキュー!

アライメントのラインを使わない理由とは? 荒川侑奈

2020/01/22 05:00

「パッティングのセットアップ」をレスキュー!

【アマチュアゴルファーQさんの悩み】
「ボールのアライメントラインを目標に合わせて、真っすぐ打ち出しているのですがうまく入りません。おすすめのセットアップ方法はありますか?」

【荒川侑奈のレスキュー回答】
狙ったところに打ち出すために、ラインを合わせて真っすぐにストロークする方法は、以前は私もやっていました。ですが、パットの調子を崩した際に「決めすぎるのは良くない」と考え直して、いまはラインが見えないように置いています。

1. 決めごとよりもイメージを優先する

ラインやロゴが見えない真っ白い部分を上にするという荒川

パッティングはイメージが大事で、シンプルに考えることを重視しています。ボールのアライメント(ロゴや線)ばかりに集中するのではなく、一球のボール単体としてイメージすることで、本来の打って入れるだけの感覚を優先させたいからです。

2. 真っすぐ打ち出すことに縛られない

ボールとカップを結ぶラインだけに集中する

真っすぐ引いて真っすぐ打ち出すストロークが、すべて正しいという訳でもありません。パターヘッドの大きさと打ち方の相性によっても異なります。ですので、あまり深く考えすぎず、打つ前は真っすぐ打ち出すことに縛られないようにしています。

3. カップ間際の傾斜を見る

カップの近くでなるべく座ってラインを確認しよう

ラインをイメージする際は、ボールの勢いも考慮してください。打ち出し直後は勢いがあるので大きく曲がりませんが、勢いのなくなったカップ付近では曲がり幅が大きくなります。傾斜を見る際は、カップ付近をよく見ておくと良いですよ♪

【今回のまとめ】考えすぎずイメージ優先!

「頭の中も真っ白になるように…(笑)」

・決めごとよりもイメージを優先する。
・真っすぐ打ち出すことに縛られない。
カップ間際の傾斜を見る。

取材協力/サザンヤードカントリークラブ

■ 荒川侑奈(あらかわ・ゆな) プロフィール

1995年10月28日生まれ、千葉県出身。9歳でゴルフをはじめ、2015年には「日本女子オープン」に出場。笑顔が絶えない明るいキャラクターでゴルフ番組やレッスン誌にて人気を博す。20年は中国・台湾など海外ツアーに参戦予定。サザンヤードカントリークラブ所属。

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