女子プロレスキュー!

グリップの基本 どこでどう握る? 宮田成華

2020/02/05 05:00

昨年プロテスト合格! なりたてホヤホヤの宮田成華登場

「勝負の年になる」とルーキーイヤーに意気込む宮田

今回から登場するのは、昨年プロテストに合格したばかりの宮田成華。165cmの長身でスイングの完成度も高い注目の美人プロだ。得意とするドライバーの飛距離アップ術から、自身も日々行っているというパッティングの練習法まで、上達のヒントとなる内容をレッスンしてもらう。

「結果につながるセットアップ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「ティショット前のルーティンで、何を意識して構えるべきかが分かりません。セットアップのポイントを教えてください」

宮田成華のレスキュー回答】
ドライバーショットでは、飛距離と安定感が求められます。飛ばすことができても、曲がってしまっては意味がありません。安定感を保ちつつ、インパクトでヘッドが走るようなグリップとアドレスが必要です。

1. ユルユル でも ギュッ でもない力感で握る

×画像右は10段階で10の力量

インパクトでヘッドを走らせるためには、グリップを握る力感がポイントになります。グリップは10段階で6から7くらいの力量で、いつも握るようにしています。ユルユルでもなく、ギュッと強くもない、ちょうど良い力感が重要です。

2. パームグリップがおすすめ

左手人差し指の付け根にグリップが当たればパーム

握り方は左手の手のひらの中央寄りで、グリップを包み込むような「パームグリップ」で握っています。親指以外の4本指の近くで握る「フィンガーグリップ」は一発の飛びには有効ですが、安定したショットを目指すならパームのほうがおすすめです。

3. 始動まで体を止めない

ワッグルや足踏みをルーティン化しよう

アドレスをとってからはワッグルや足踏みをして、体の動きを止めないことも重要です。一度動きを止めると体が固まり、スイングの始動がスムーズにいきません。クラブを自然に上げるために、ルーティンでの流れを止めないことが肝心です。

【今回のまとめ】6~7割の力でパームグリップ

「ユルでもギュッでもなくユギュッ(笑)」

・ユルユルでもギュッ でもない力感で握る。
パームグリップがおすすめ。
・始動までを止めない。

取材協力/八王子カントリークラブ

■ 宮田成華(みやた・なるは) プロフィール

1997年生まれ、東京都出身。ドライバーの平均飛距離は約240ydで、攻めのゴルフを貫くショットメーカー。2017年より国内女子ツアーに参戦し、昨季は4度目の挑戦となったプロテストに合格。2020年シーズンの目標はステップアップツアー優勝。

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