女子プロレスキュー!

オーバースイングかどうかの簡単な見極め方 熊谷かほ

2020/04/01 05:00

飛距離が魅力の若手注目プロ・熊谷かほ登場!

SNSでもファンの多い、いま注目のプロ4年目

2019年の「スタジオアリス女子オープン」で4位に入り、注目選手の仲間入りを果たした熊谷かほ。ゴルフを始める前はフィギュアスケートを本格的に行っていた彼女は、体をやわらかく使ったしなやかなスイングで、1Wの飛距離は250ydを超える。そんな彼女が今回から全8回にわたり、アマチュアゴルファーの悩みをレスキューしてくれる。

「脱オーバースイング」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーYさんの悩み】
「ゴルフ仲間にオーバースイングと指摘されて悩んでいます。自覚は無かったのですが…。どのように見極めれば良いのでしょうか?」

熊谷かほのレスキュー回答】
トップで大きく振りかぶる形をとったり、シャフトがクロスしたり、オーバースイングで悩む人は結構多いと思います。コンパクトにクラブを振り上げたいと思っている人へ、今回は簡単な見極め方法をお教えします。

1. トップポジションを正面で確認する

特に右ひじの位置が重要!

チェック方法は、まずトップの状態をつくり、そのまま両腕を正面に戻します。前傾から起こして直立した状態で、両ひじの間隔が体の正面(胴体の幅)に収まっていればセーフ。それ以上広がっている場合は、オーバースイングと判断してください。

2. 腹部に力を入れてバックスイング

手の力だけでは無制限に振り上げてしまう(画像右)

オーバースイングの主な原因は、手の力だけでクラブを上げてしまうことだと思います。テークバック時は、お腹に力を入れましょう。腹部に緊張感をもたせることで、前傾を崩さず捻転差を生むコンパクトなトップをつくることができます。

3. ペットボトル練習法が効果的

ペットボトルは500mlを使用。練習場で行うことが前提

効果的な練習法は、アイアンで水の入ったペットボトルを後方に押し出すドリルです。バックフェース側に置いたペットボトルを飛球線後方に真っすぐ押し出します。バックスイングで腹部に力を入れる習慣が身につきますよ♪

【今回のまとめ】トップをつくって正面チェック♪

「ティショットの前にチェックしてみましょう」

・トップポジションを正面で確認する。
腹部に力を入れてバックスイング。
ペットボトル練習法が効果的。

取材協力/ウッドストックカントリークラブ

■ 熊谷かほ(くまがい・かほ) プロフィール

1995年生まれ、山梨県出身。小学1年生でフィギュアスケートを始め、6年生の時から本格的にゴルフを開始。高校卒業後、2016年に3度目の挑戦でプロテスト合格。遠征先ではサウナに入ってリフレッシュするのがルーティン。20年シーズンの目標はステップアップツアー優勝。

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