女子プロレスキュー!

飛距離を伸ばす“逆回転”の意識とは? 熊谷かほ

2020/04/08 05:00

「効率の良い飛距離アップ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「ドライバーの飛距離をもう20~30yd伸ばしたいです。どこにポイントを置いてスイングすれば良いですか?」

熊谷かほのレスキュー回答】
飛距離アップのために私が重視しているのは、切り返しでの意識です。ダウンスイング以降で、下半身リードの力強いスイングを行うため、上半身と下半身が反転する動きを意識することが大事だと思っています。

1. 上半身の力を抜く

体の軸をキープせずには飛距離は伸びない

まず切り返しの動きに入る前に、上半身の力を抜くことが肝心です。飛ばそうという意識が強いと、腕に余分な力が入り、全身のバランスを崩してしまいます。振り遅れやヘッドを走りにくくすることで、飛距離アップどころかダウンしてしまいます。

2. 切り返しで“間”を置く

上半身から切り返すと軌道がアウトサイドインになりやすい

切り返しでは“間”を置くことをおすすめします。“間”を置くことで上半身より先に下半身が動き出し、捻転差を生むことができるからです。上半身から動き出すと、右肩が前に出て、ヘッドがアウトサイドから下りやすく、ミスが増えてしまいます。

3. 腰を逆回転させる

実際の動きというより、意識が重要!

切り返しで“間”をつくるには、上半身と下半身を逆に回転させる意識が重要です。上半身がバックスイング方向に右回転している最中に、腰を目標方向に左回転させる意識をもちます。そうすることで、自然と“間”を生み出すことができますよ♪

【今回のまとめ】上半身と下半身の“逆回転”

「まずは練習場でイメージしながら打ってみてください」

上半身の力を抜く。
・切り返しでを置く。
を逆回転させる。

取材協力/ウッドストックカントリークラブ

■ 熊谷かほ(くまがい・かほ) プロフィール

1995年生まれ、山梨県出身。小学1年生でフィギュアスケートを始め、6年生の時から本格的にゴルフを開始。高校卒業後、2016年に3度目の挑戦でプロテスト合格。遠征先ではサウナに入ってリフレッシュするのがルーティン。20年シーズンの目標はステップアップツアー優勝。

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