女子プロレスキュー!

練習ボールを挟む意味って何? 熊谷かほ

2020/04/15 05:00

「アイアンの効率の良いミート率アップ」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「アイアンで芯をとらえきれず、飛んだり飛ばなかったり…。ミート率を上げるにはどうすれば良いですか?」

熊谷かほのレスキュー回答】
ミート率を上げるおすすめの練習法は、ゴムボールを両腕に挟んで行うドリルです。レッスン誌やウェブでよく見かける方法だと思いますが、今回はこのドリルが、どのような目的でどのような効果があるのか、分かりやすく解説したいと思います。

1. ドラム缶の中に入っているイメージ

ドラム缶の幅はスタンス幅と同じ

アイアンのミート率が上がらない要因は、体の軸が左右にブレてしまう点といえます。対処法はドラム缶の中に入っているつもりでスイングを行う意識。ドラム缶に触れず体の回転で振ることができれば、軸がブレることはありません。

2. 両ひじの間隔を空けない

ダフリの主な要因は右ひじが離れてしまう点

ドラム缶に入っているイメージをもつために、ゴムボールを使ったドリルを行います。目的は両ひじの間隔を保つことです。両ひじが離れてしまうと、インパクトで右肩が下がり、ダフリやトップの原因となってしまいます。

3. 腕のみで振り上げない

腕の間隔は広すぎず狭すぎず、適度な幅が求められる

注意点は腕のみでクラブを振り上げないことです。左腕だけで上げようとすると右ひじが開き、両腕を強く絞りすぎると前傾が崩れます。あくまでも上体の回転で振り上げ、両ひじの間隔を保ちながら、バックスイングを行いましょう♪

【今回のまとめ】ドラム缶の中に収まるために…

「ゴムボールが無ければエクササイズ用のチューブでもOKです」

ドラム缶の中に入っているイメージ。
両ひじの間隔を空けない。
テークバックでの感覚が重要!

取材協力/ウッドストックカントリークラブ

■ 熊谷かほ(くまがい・かほ) プロフィール

1995年生まれ、山梨県出身。小学1年生でフィギュアスケートを始め、6年生の時から本格的にゴルフを開始。高校卒業後、2016年に3度目の挑戦でプロテスト合格。遠征先ではサウナに入ってリフレッシュするのがルーティン。20年シーズンの目標はステップアップツアー優勝。

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