自宅でスイングづくり 「9時3時」を鍛えるには? 馬場ゆかり
「素振りを続けても方向性が良くならない人」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーEさんの悩み】
「雨が続いて、なかなかコースに出られません。自宅でできる方向性をアップさせる練習法はありますか?」
【馬場ゆかりのレスキュー回答】
確かに方向性や距離感は、実戦で培われる部分が多いですが、いまの時季はコースに出られないという人が多いと思います。そこで、自宅の壁や床を利用した方向性を上げるためのスイングづくりをお教えします。
1. 9時から3時を重視する
方向性アップのために重要なのは、振り幅9時から3時の間でプレーンが外れないことです。このゾーン内でブレなければ、方向性は自然に改善されます。逆に言えば、それ以上の動きはそれほど重要視しなくても良いということです。
2. プレーンチェックのための壁ドリル
方向性で悩んでいる人は、スイング中に体の重心が後ろ(かかと)側に倒れる傾向が強いです。前側を維持するために、壁の前で行う素振りがおすすめ。壁に沿ってテークバックを真上へ、フォローもなるべく壁に沿って出していくイメージで振ります。
3. 重心チェックのための床ドリル
フローリングの線を使って、スタンスの足幅や向きをチェックすることも効果的です。特に重心がかかと側に移行してしまうと、フォローでスタンス幅が崩れやすいです。9時3時の幅を繰り返し、自分のブレやすい点を見つけましょう。
余裕のある方はフェースの入り方や抜け方もチェックしてみてください。アウトからなのかインからなのか、ボール前後のフローリングの線を見ながら、フェースの向きを確認して振ると、改めてスイングの欠点を見つけることができますよ♪
【今回のまとめ】床の上でもスイングはつくれる
・9時から3時を重視する。
・プレーンチェックのための壁ドリル。
・重心チェックのための床ドリル。
■ 馬場ゆかり(ばば・ゆかり) プロフィール
1982年生まれ、福岡県出身。9歳から競技を始め、2002年プロテストに合格。11年「日本女子オープンゴルフ選手権競技」を含むツアー通算3勝。現在は千葉県の森永高滝カントリー倶楽部にて行っているラウンドレッスンが、多くのゴルファーから好評を得ている。
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