女子プロレスキュー!

意外に多い!ドライバーのダフリ・トップを防ぐ方法 押尾紗樹

2020/10/14 05:00

「ティショットでのダフリ・トップ防止」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーIさんの悩み】
「飛距離を意識すると、ティショットでダフリやトップといったミスが頻出してしまいます。何が悪いのでしょうか?」

【押尾紗樹のレスキュー回答】
ダフリやトップというと、アイアンでのミスばかりを思い浮かべてしまいますが、ドライバーでも同じような現象が意外と多いです。特に飛距離を意識して上体が沈み込んだり、起き上がることで、多くのミスを生んでしまいます。

1. ダフリ防止にはヘッドを浮かせる

基本アドレスは前回の『「ワイドスタンスにすれば飛ぶ」は大間違い!?』を参照

ダフリ防止には、体の高さの重心をいつもより上げておくことが肝心です。そのためにヘッドを浮かせて構えます。ソールをした状態から、手首でヒョイっと上げるのではなく、上体ごと起こしていくことがポイントです。

2. ダフリとトップは表裏一体

アイアンでのダフリ・トップも同じ原理という押尾

トップの原因は、ダフリと同じ動きと考えています。ダフリを怖れて腕が引けることで、インパクト時にヘッドがボールに届かず、トップが生じます。対策としては、インパクトで腕を十分に伸ばせる道をつくっておくことが求められます。

3. トップ防止にはタオル練習が効果的

1Wを練習する前に必ず行うことで効果アップ

トップの対策として、片側の端を結んだハンドタオルで素振りを行う練習が効果的です。結び目がなるべく低い位置を通るように振ります。クラブより短く、地面に当たっても衝撃が少ないタオルを使うことで、腕を伸ばす感覚を養うことができます。

【今回のまとめ】ヘッド浮かし&タオル練習

トップしてしまう動き(悪い例)をタオルで再現「腕の違いに注目!」

・ダフリ防止にはヘッドを浮かせる。
・ダフリとトップは表裏一体
・トップ防止にはタオル練習が効果的。

取材協力/こだまゴルフクラブ

■ 押尾紗樹(おしお・さき) プロフィール

1993年生まれ、埼玉県出身。7歳からゴルフを始め、2018年から日本プロドラコン協会(JPDA)の大会に参戦。19年はドラコン日本一決定戦のアキュラシードライブ(レディース)で優勝。最長記録は377yd。ドラコンプロの活動を続けつつ、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテスト合格も目指している。

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