女子プロレスキュー!

スタート前にやっておくべき即効ドリル 森美穂

2020/12/09 05:00

「効果的な朝の練習メニュー」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーXさんの悩み】
「朝のドライビングレンジで、何をどのように練習すれば良いかが分かりません。おすすめの練習法はありますか?」

森美穂のレスキュー回答】
朝の練習時におすすめのメニューは、スイング中に体の軸をキープして、普段通りの感覚を取り戻すことが重要です。特に時間も限られているので、なるべく短い時間で効果を発揮する、おすすめのドリルを2つご紹介します。

1. スウェー対策をやっておくべき

プロでも常に注意を払うという腰のスウェー

短時間でスイングの感覚をつかむには、体の軸がブレずに動けているかをチェックする必要があります。特にバックスイングで右に流れてしまう腰のスウェーは要注意。腰が流れてしまうと、腹筋に力が入らず、スイング自体が緩んでしまいます。

2. チューブで腰を引っ張るドリル

左の股関節と右足の内転筋に意識が入る

1つ目はゴムチューブを使った練習法です。ゴムチューブで輪をつくり、片方を左腰に当て、もう片方をテーブルや柱に固定します。ゴムが緩まずに素振りを行えればOK。あえて腰が流れやすい状態をつくり、それに抵抗する動きを覚えることが目的です。

3. 右足の外側を乗せるドリル

右足の外側に体重が乗る=スウェーの動き

2つ目はマットや段差に、右足の外側のみを踏み上げた状態で行うドリルです。右足に傾斜をつけることで、体の外側ではなく、内側で踏ん張る意識が強くなります。内側を使うことでスウェーを防ぎ、飛距離アップにもつなげることができますよ♪

【今回のまとめ】朝はとにかくスウェー退治♪

「チューブはゴルフ練習器具メーカーのものを使っています」

スウェー対策をやっておくべき。
チューブで腰を引っ張るドリル。
右足の外側を乗せるドリル。

取材協力/ワンウェイゴルフクラブ

■ 森 美穂(もり・みほ) プロフィール

1992年生まれ、三重県出身。2005年から中部ジュニア(12歳~14歳の部)を3連覇。07年からナショナルチームに入り、09年には日本ジュニアを制す。5度目の挑戦となった15年にプロテスト合格。今季は、ステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」初日にホールインワンを達成。「かねひで美やらびオープン」では18位と、ツアー優勝に向けて邁進中。

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