3つのクラブの使い方で飛距離アップ♪ 斉藤愛璃
「練習法をご紹介します」斉藤愛璃プロ登場♪
今回からアベレージゴルファーの悩みをレスキューしてくれるのは、今季でプロ10年目を迎える斉藤愛璃プロ。誰もが抱くショットやパットの悩みに応え、彼女が考える理論や実践している練習法を教えてくれる。効率よく上達するためのヒントを学ぼう。
「飛距離が伸びない悩み」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーMさんの悩み】
「距離を伸ばしたいと思っているのですが、全然思うようにいきません。プロが実際に行っている飛距離アップのための練習法を教えてください」
【斉藤愛璃のレスキュー回答】
飛ばすためには、クラブがインパクト直後、フォロー側で「ビュン」と鳴るように、加速するスピード感が重要だと考えています。今回は、そのために私が実践している3種類の素振りをご紹介します。
1.「重いクラブ」を振る
1つ目は通常より重量のあるクラブを振ります。ウェッジを2本持ったり、バットなどの重いもので素振りを行います。力強くスイングするための筋力をつけることが狙いです。体を大きく使い、全身で目一杯振り抜きましょう。
2.「しなるクラブ」を振る
次はホースのような練習器具や、シャフトがやわらかいクラブを使います。いつものテンポよりゆったり振ることで、トップでの間を覚え、スイング時の動きを確認できます。クラブのしなりを感じながら、ヘッドをコントロールすることが目的です。
3.「軽いクラブ」を振る
最後は通常より軽いクラブで振ります。ドライバーを逆さに持ったり、スティックを使用してください。ここでの目的は、限界まで速く振る感覚を養うこと。スピードを体感しておくことで、本番でのヘッドスピードを上げる動きにつながります。
【今回のまとめ】重・軟・軽のクラブで素振り♪
・重いクラブを振る。
・しなるクラブを振る。
・軽いクラブを振る。
取材協力/千葉セントラルゴルフクラブ
■ 斉藤愛璃(さいとう・あいり) プロフィール
1989年生まれ、神奈川県出身。父親の影響で8歳からゴルフを始め、2011年にプロテスト合格。12年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝。ツアー11戦目での優勝は当時の日本人では最速記録。今季はオフに磨きをかけたショートゲームを武器に、ツアーでの活躍を誓う。程ヶ谷カントリー倶楽部所属。
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