3パットを減らす3つの距離感ドリル 斉藤愛璃
2021/03/03 05:00
「3パット撲滅」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーFさんの悩み】
「10m以上のロングパットが残ると、3パットばかり…。距離感を養うには、どのような練習をすれば良いですか?」
【斉藤愛璃のレスキュー回答】
3パット撲滅は、スコアアップに向けて重要な要素ですが、「距離感をどうやって練習していいか分からない…」という声を多く聞きます。そこで今回は、私も常に練習メニューに入れている、効果的な3つのドリルをご紹介します。
1. 片手打ちドリル
1つ目は、片手でパットを打つ練習法です。片手で打つと、両手の時よりヘッドの重みを感じられ、手先ではなく体幹を使ってストロークができます。左右それぞれの手の役割に気がつき、両手で持った時に効率よく動かすポイントを習得できます。
2. 目標を見ながら打つドリル
2つ目は、ボールを一切見ずに目標を見ながら打つ練習法です。視覚から入る距離感と、ストロークの振り幅や力感の強弱のすり合わせが目的。頭の中のイメージを、そのまま再現できれば、自然とロングパットに必要な調整力が身につきます。
3. カップの奥と手前からインさせるドリル
3つ目は、1m先のカップを使い、奥の縁に当てて入れる球と、手前からジャストタッチで入れる球を、交互に打ち分ける練習法です。スピード感の違うボールを体現しておくことで、微妙なタッチが必要なパットでの対応力が鍛えられます。
【今回のまとめ】1:片手 2:見ながら 3:奥&手前
・片手打ちドリル。
・目標を見ながら打つドリル。
・カップの奥と手前からインさせるドリル。
取材協力/千葉セントラルゴルフクラブ
■ 斉藤愛璃(さいとう・あいり) プロフィール
1989年生まれ、神奈川県出身。父親の影響で8歳からゴルフを始め、2011年にプロテスト合格。12年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝。ツアー11戦目での優勝は当時の日本人では最速記録。今季はオフに磨きをかけたショートゲームを武器に、ツアーでの活躍を誓う。程ヶ谷カントリー倶楽部所属。
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