女子プロレスキュー!

1mをもう外さない お手軽ショートパット強化術 斉藤愛璃

2021/03/10 05:00

「ショートパットの精度向上」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーAさんの悩み】
「1m前後のショートパットが苦手です。効果的な練習法はありますか?」

斉藤愛璃のレスキュー回答】
多くのアベレージゴルファーさんが、ショートパットを外す要因として、最も重要な2つの課題を挙げたいと思います。ひとつは、アドレスで正しくターゲットを向けるようにすること。もうひとつは、インパクトで力感を緩ませないことです。

1. 手軽にできることがポイント

大きな準備もなく手軽にできる方法がベスト

プレー中にアライメントが乱れることは、プロでもよく起こります。傾斜が強いピン位置なら、1mでもラインに打ち出すことに必死でインパクトが緩むことも…。それぞれの課題に対し、練習グリーンや本番直前でもできる手軽な方法をお教えします。

2. スマホを置いてアライメントを確認

ラウンド前の練習グリーンで試してみよう

携帯電話などの四角い物を、ターゲットに向けて地面に置きます。直角にフェースを合わせてアドレスし、あまりフェースを開閉せず真っすぐを維持して打ちます。これを繰り返すことで、知らない間にズレていた方向感覚を取り戻すことができます。

3. パターで左足を叩く

パット直前に素振りの要領で2、3回やってみよう

インパクトで緩まない対処法は、左足を一歩前に出し、シューズの内側をフェースで叩く練習です。インパクトバッグの要領で、バンバンと音が出るほどの力感で打ちます。強い衝撃を体感しておくことで、ストロークの緩みを防ぐ効果があります。

【今回のまとめ】2つの課題を手軽に対処♪

「普段からこの自前のスマホを使っています」

手軽にできることがポイント。
スマホを置いてアライメントを確認。
・パターで左足を叩く。

取材協力/千葉セントラルゴルフクラブ

■ 斉藤愛璃(さいとう・あいり) プロフィール

1989年生まれ、神奈川県出身。父親の影響で8歳からゴルフを始め、2011年にプロテスト合格。12年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝。ツアー11戦目での優勝は当時の日本人では最速記録。今季はオフに磨きをかけたショートゲームを武器に、ツアーでの活躍を誓う。程ヶ谷カントリー倶楽部所属。

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