女子プロレスキュー!

スライス&フックラインの打ち方 一番の違いは? 上野陽向

2021/05/05 05:00

「曲がるラインのパッティング対策」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「曲がるラインが大の苦手です。スライスとフック、それぞれのパッティングで気をつけていることはありますか?」

上野陽向のレスキュー回答】
実は、私も以前はスライスラインが苦手でした。打ち出した瞬間に曲がってしまい、毎度ラインを外れてカップに寄っていませんでしたが、アドレス時にちょっとした意識を変えることで克服でき、いまでは得意なシチュエーションになりました。

1. 一番の違いは「手元」の位置

外から見ると分からないほどの微小な下げ具合

意識を変えたのは手元のポジションです。ストレートラインに比べて、スライスラインはボールがつかまりにくく、フックラインは逆につかまりやすい傾向にあります。それぞれの状況に合わせて、つかまる度合いを微調整することが狙いです。

2. スライスラインは手元を下げる

スライスラインではスタンス幅を狭くする

ボールがつかまりにくいスライスラインでは、手元を少しだけ下げて、ハンドダウンに構えます。自然とパターのトウ側が浮き、つかまりやすい状況をつくることが目的です。

3. フックラインは手元そのまま

あえてハンドアップにする必要はなし

ボールがつかまりやすいフックラインでは、手元は通常時と同じまま。あえて逃がす状況をつくるのではなく、確実にラインに沿って打ち出せる安定感が重要です。ボールを少し左足寄りに置き、スタンス幅を広めに取ればOKです。

【今回のまとめ】手元を調整してパット巧者に♪

「最も重要なのは必ず入るという強い気持ち(ハート)です」と上野

・一番の違いは手元の位置。
・スライスラインは手元を下げる
・フックラインは手元そのまま

取材協力/飯能ゴルフクラブ

■ 上野陽向(うえの・ひなた) プロフィール

1998年生まれ、埼玉県出身。小学校の6年間はソフトボールに打ち込み、10歳の頃に父の勧めでクラブを握る。2014年に「埼玉県ジュニアゴルフ選手権」で優勝。今季21年のプロテスト合格を目指し、日々奮闘中。プロ野球好きで、読売ジャイアンツの大ファン。

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