女子プロレスキュー!

林から確実に出すユーティリティ脱出法 大江香織

2021/06/09 05:00

「林の中からのトラブルショット」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーIさんの悩み】
「林の中からのリカバリーショットが苦手です。確実にフェアウェイに戻す打ち方を教えてください」

大江香織のレスキュー回答】
林の中から確実に脱出するには、枝葉に当たらないように、低く打ち出す必要があります。ポイントは、低く打ち出すために適したクラブ選びと打ち方。今回は、誰にでも楽に脱出できるおすすめのリカバリーショットをお教えします。

1. ロフトの立ったクラブを選ぶ

ロフト角は30度以下が目安。UT以外では6Iも◎

多くのアベレージゴルファーは、フェアウェイまでの短い距離に合わせ、ウェッジなどのロフトが寝たクラブを選びがちです。林ではロフトが立ったクラブ、特にアイアンよりソール面の広いユーティリティ(以下UT)がおすすめです。

2. フォローは小さく取る

ヘッドが腰の高さで止まるくらいの振り幅でOK

UTを持つ時は、グリップした時の右手がシャフトにかかるくらい、短く持つことでシャフトのしなりが抑えられ、低く打ち出しやすくなります。スイングはフォローを意識し、できるだけ小さく、途中で止めるくらいの意識でOKです。

3. ボールを上から潰すイメージを持つ

拾い上げるような打ち方は絶対NG(右)

小さなフォローを取るには、インパクトのイメージが大切。ボールを上から潰すようなイメージで、打ち込む意識を持ちましょう。ヘッドを鋭角に入れることでフォローが低く出るため、高さを抑えやすくなりますよ♪

【今回のまとめ】UTでフォロー小さく

大江プロはU4(ロフト角24度)を使用

ロフトの立ったクラブを選ぶ。
フォローは小さく取る。
・ボールを上から潰すイメージを持つ。

取材協力/森永高滝カントリー倶楽部

■ 大江香織(おおえ・かおり) プロフィール

1990年生まれ、山形県出身。7歳でゴルフを始め、宮里藍に憧れて東北高へ。2007年に「東北ジュニア」「東北女子アマ」を制し、09年のプロテストに一発合格。ツアー通算3勝。昨季に惜しまれつつも第一線を退き、現在はレッスン活動やラウンドレポーターとしてゴルフに携わる。

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