1mのパットを確実に沈める練習法 大江香織
2021/06/30 05:00
「効率の良いショートパット練習」をレスキュー♪
【アマチュアゴルファーTさんの悩み】
「大事な1mのショートパットを決めきれず、いつもスコアを崩してしまいます。確実に沈めるための練習法とポイントはありますか?」
【大江香織のレスキュー回答】
ショートパットに強くなるためには、基本的な構え方や打ち方も重要ですが、その日の調子や傾向を把握することも大切です。今回はショートパットの強化に役立ち、ラウンド当日の得意ラインも判別できるスタート前の練習法をお教えします。
1. カップを一周する練習法がおすすめ
周辺に傾斜が比較的あるカップを選び、半径1mの距離でグルッと円を描くようにボールを置いて打ち進めます。カップを中心に一周して、スライス、フック、上り、下りと、様々なラインを体験することがポイントです。
2. オーバー気味に狙う
1mのパットで意外と見落としがちなのが距離感です。強い下り傾斜がある場合を除き、基本はやや強めのタッチでOK。曲がり幅を少なく計算できる分、余計な考えや動きを抑えることにつながり、カップイン率を高められます。
3. できるだけ得意なラインを残す
カップを一周すると、スライスorフックどちらのラインが入らないのかを把握できます。スライスがダメならフック、フックがダメならスライスを残す。やや上級者向けですが、アプローチの段階から残りパットを意識することも重要です。
【今回のまとめ】スタート前にグルッと一周♪
・カップを一周する練習法がおすすめ。
・オーバー気味に狙う。
・できるだけ得意なラインを残す。
取材協力/森永高滝カントリー倶楽部
■ 大江香織(おおえ・かおり) プロフィール
1990年生まれ、山形県出身。7歳でゴルフを始め、宮里藍に憧れて東北高へ。2007年に「東北ジュニア」「東北女子アマ」を制し、09年のプロテストに一発合格。ツアー通算3勝。昨季に惜しまれつつも第一線を退き、現在はレッスン活動やラウンドレポーターとしてゴルフに携わる。
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